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歴史シミュレーションゲームについてとりとめもなく考えてみた ~光栄とParadox~

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三國志13 初回封入特典(シナリオ「英雄十三傑」ダウンロードシリアル)付

いよいよ年明けに『三國志13』が発売されますね!

昔は、歴史シミュレーションと言えば光栄(現コーエーテクモ)でした。 『信長の野望』、『三國志』を中心としたその作品群にみんな酔い痴れたものです。

 

現在、コーエーに替わって歴史シミュレーションファンを唸らせているのは、Paradox Interactiveあたりでしょうか。『ヨーロッパ・ユニバーサリス』シリーズや、『クルセイダー・キングス』、『ヴィクトリア』などの戦略ゲームは、プレイすればわかるが確かに面白いです。

これらのゲームは「歴史シミュレーションゲーム」と言うよりも「歴史シミュレーター」と言うべきかも知れません。 なにしろ、“戦争を繰り返して統一”という、ゲームとしてのお約束がスゴク困難、ていうかほぼ無理なのです。 じゃあプレイヤーは何をするのかというと、歴史という時間の流れの中で、担当する勢力が生き残るために精を出します。 内政、外交、戦争全て生き残るため。 それらを駆使して生き残れる状況を作り上げるのがプレイヤーの役目なのですね。

その間に目標はプレイヤーが決めればいいわけです。 “ある地方の完全武力征圧”でも“フランスだけは滅ぼしてやる”でも“琉球で貿易大国として名を馳せる”でもなんでもいい。これが俄然楽しい。

しかし、これらのゲームは、とにかくままならない。 内政、戦争はほぼオート、自分に不利なイベントがバンバン起こる、周囲の勢力は思い通りに動かないなどなど。 それでも頑張って苦悩して目標に近づくべく状況を構築してくいく。 なんだかマゾッ気たっぷりですが、その苦悩をプレイヤーは望んでいるのでしょう。

その苦悩は、親分の苦悩。 そしてみんな親分になるためにシミュレーションゲームをするのです。 戦国大名になるために『信長の野望』を遊ぶでしょう。 決してひとつの野戦を指揮する将軍になるためじゃないはずです。

だから、Paradoxは合戦をオートにしたんじゃないでしょうか。 親分として、結果報告を受けるだけ、みたいな。 そしてこういうゲームが出たから、全ての局面を切り盛りするスーパーマン的な働きが要求されるコーエー(あるいは光栄)のゲーム、その模倣から始まった国産のシミュレーションゲームがウソくさく見えちゃったような気がします。 簡単にいうと戦術はいらないよ、戦略だけ永遠に練れれば楽しいんだよ、ということです。

結論としては、別にどっちが良いとか悪いとかじゃないので、好きなゲームをそれぞれ遊べばいいんですけどもね。 なんか最近面白い国産の歴史シミュレーションが無いような気がして考えちゃったのです。

 

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