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ドラクエのことを当時のパソコンゲーマー視点で語ってみる


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どうも!コバヤシです。

『ドラゴンクエスト』といえば、シナリオとゲームデザインに堀井雄二、キャラクターデザインに鳥山明、音楽にすぎやまこういちという豪華な布陣でエニックスが発表したファミコンRPGの金字塔。っていうか説明不要ですね。

ドラゴンクエスト

今も続くシリーズになるとは、当時思ってませんでしたねぇ。

 

ドラゴンクエストは発売日にバカ売れしたわけではない

『ドラゴンクエスト』発売前、週刊少年ジャンプで大々的にキャンペーンを張り宣伝しまくっていたのですが、初めのうちは芳しくない売り上げでした。

そりゃそうです。

当時のファミコン少年たちにとって、RPGなんざぁまったくなんのこっちゃであり、なんかよくワカラン的な反応しか出来なかったのですから。

 

一方そのころパソコンゲーマーは(ぼくを例に)

当時のぼくはどうだったかと言うと、既にPC-8801markⅡSRで『ハイドライド』や『ファンタジアン』に手を染め、「なななななんか、RPGって凄いっていうかスゴイ!」とか言いつつ、手当たり次第にRPGをプレイしようとしていた時期であって、ファミコンでRPGが出るって聞いても「ケッ!どうせ簡単なお子様用なんだろ」とか悪態をついてたりしました。

これは、少数派のパソコンゲーマーたちの共通の反応だったように思われます。

 

「お手軽」ゆえに人気が!

しかし、この『ドラゴンクエスト』は、「簡単なお子様用」だからこそ万人にウケたのです。

当時、パソコンでプレイされていたRPGってのは、クリエイターサイドがまるで「解けるモンなら解いてみやがれ!」とでも言っているかのような難しさを持ったものばかりで、ユーザー側も「クソ!ぜってー解いてやる!」と意気込んでプレイしていました。ゲームを解いた人に贈られる「終了認定証」とかいうものまで存在する始末。

要するに、RPGというのは、クリエイターvsユーザーの戦いの場だったのです。

これを当時、アクションゲームばかりしているファミコンユーザーにやらせるとどうなるか。

恐らく、エンディングまで辿り着けるプレイヤーはごくわずかだったのではないでしょうか。そのあげく、現在のような評価は得られず、『ドラゴンクエスト』は忘れ去られていったのではないかと思うのです。

ドラゴンクエスト ソフビモンスター 036 りゅうおう 変身前

現に、パソコンで大ヒットした『ハイドライド』を新要素(魔法)を入れているにせよ、“忠実に”ファミコンに移植した『ハイドライド・スペシャル』は、その“忠実さ”ゆえに、見事に「クソゲー」のレッテルを貼られています(一部でね)。

それに引き換え、『ドラゴンクエスト』は、時間さえかければ誰でも解けると言っていいでしょう。その上で、キッチリとバランスが取られています。これは凄いことです。 最後まで適度な緊張を持ったままゲームを進められます。途中、レベルアップのための狩りをする必要もないし、戦闘でボタン連打で連戦連勝できるほど強くなりすぎることもありません。神の仕業か!とでも言いたくなるような、絶妙なバランスの取り方。これがあるから、RPG初心者のファミコンユーザーたちも、最後までドキドキ&ワクワクしながら冒険が続けられたのだろうと思います。

そして、万人がRPGを知りました。

これこそが、『ドラゴンクエスト』の多大なる“功”です。

 

パソコンゲーマーから見た『ドラクエ』

さて、この『ドラゴンクエスト』、ぼくらパソコンゲーマーはどう見たか。

多かった声は「これ『夢幻の心臓』のパクリじゃねーか」というものでした。僕も実はそう思っていました。

『ドラゴンクエスト』が、RPG界の雄、クリスタルソフトが作った『夢幻の心臓Ⅱ』にインスパイアされているらしい、というのは感触でわかりました。

当時はパクりだ、と思っていましたが、今は当然思っちゃいません。そんなこといったら『夢幻の心臓』も『ドラゴンクエスト』も『ウルティマ』のパクリになっちゃいますしね。まぁ、フィールドRPGとして似たようなもんです。

ジャンル、システム以外の部分で、『ドラゴンクエスト』の世界観をしっかり作ってるから、決してパクリではないでしょう。『ドラクエ』の世界観、僕は好きです。

 

スライム問題

そして、最後にスライムの話を。

スライムといえば、『ドラゴンクエスト』の中では、あのタマネギのような可愛らしい顔をしたヤツです。このイメージ、今では誰もが持ってるのではないでしょうか。

ドラゴンクエスト ソフビモンスター 001 スライム

スライムと言えばこの姿が、みんなの頭に浮かぶのではないでしょうか。このイメージを作り上げたことこそ、『ドラゴンクエスト』の最大の罪なのです!

スライムに顔なんかあるかっ!あんなゼリーみたいな質感でたまるかっ!と、特にD&Dとかやってる人は強く思うでしょう。スライムってのはもっとグジュグジュグジュっとしてて、それゆえに武器の攻撃もほとんど効かないどころか、金属を溶かしちまったりして、非常に危険な強敵なのです!ていうか、なのでした。

それを『ドラゴンクエスト』が勝手にひ弱なモンスターにしてしまったのです。『ドラクエ』め!

スライムを最弱とするゲームは、『ドラゴンクエスト』以前に、『ドルアーガの塔』、『ハイドライド』があるのですが、顔まで付けちゃってあのイメージを一般化してしまった『ドラゴンクエスト』に罪を被ってもらわなければなりません。

 

『ドラゴンクエスト』の素晴らしい功績

まぁ、そうは言っても日本にRPGというジャンルのゲームを教え、広めたのは間違いなく『ドラゴンクエスト』です。その功績は計り知れません。

PRGというものを世の中に知らしめ、広げ、そして現在まで続いて人々を魅了し続けている、そんなゲーム素晴らしすぎでしょう。

そういうゲームがパソコンからでなく、ファミコンから出たのが、パソコンゲーマーであるぼくらからしたら、ちょっと悔しいってわけなのです。

 

ではまた。