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初詣のお賽銭は無敵確実な集金システム

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ヒマですね、年末年始。ヒマすぎて、家族と初詣に行ってきました。

行き先は、埼玉県川越にある喜多院。そこには大黒天様がいらっしゃって、彼は徳川家光の守護神ということになっています。

そんなの知ったこっちゃない。「次男が高校受験なんでよろしく頼んまっさ」と言いに行っただけです。

やっぱり人が多かった!

いやいや、やっぱすごい人でしたわ。喜多院といったらやっぱそれなりに有名ではありますからね。

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みんなちゃんと並んで賽銭箱の前まで粛々と歩き、お金を投げ入れて、なんかお願いしています。声を聞いているとやっぱり中国、韓国からの観光客も多いようでしたが、だからといって列が乱されることなく粛々と並んで一連の作業に没頭しているカンジ。

いやいや、素晴らしいね。ていうか、人多いね。

しかしいっつも思うんですけど、このお賽銭ってシステムはかなりシュールじゃない?

お賽銭って何?意味あるの?

そもそもお賽銭って何なのか、字から考えてみる。

「賽」とは「神様から福を受けてそれに感謝して祭る」という意味。「賽銭」はそのための銭=お金。賽銭とは、神様から福を受けてそれに感謝して神様を祭るための銭」ですね。お賽銭というのは、そのお金を奉納する行為です。

賽銭(さいせん)とは、祈願成就のお礼として神や仏に奉納する金銭のこと。元は金銭ではなく幣帛・米などを供えた。賽は「神から福を受けたのに感謝して祭る」の意味。

引用元:賽銭 - Wikipedia

だから、神様のところに行って願いをかなえてもらうために銭を奉納するってのは違います。福を受けてそれに感謝するために奉納するってことは「願いをかなえてくれてありがとう!」という気持ちをお金に換算して神様にお渡しするってのがお賽銭なんです。

みんな各々願い事を

しかしみんなどうです。

初詣に行く人はむっちゃくちゃいますけども、そんなこと考えてる人はほぼいないんじゃないでしょうか。「ありがとう」じゃなくって「私の願いをかなえて」って祈ってる人がほとんどじゃない?

無論、別にそれでいいんです。

あらゆる場所、モノに神仏を感じることができる日本人は宗教的にそんな細かいことは気にしない。そしてお賽銭を受ける神社仏閣の坊主神主もそんなこと気にしちゃいない。ただただお金を得ることが出来て感謝感謝でしょう。

みんなハッピー。

お賽銭ってシュールだな

そうやって考えると、初詣の光景ってのは、かなりシュールです。

何の疑いもなくお賽銭を投げる人たち、それを何の疑いもなく受ける神社仏閣。それだけでみんなハッピーになりながらお金が一方通行で動くんです。一方通行で。

これ、無敵の集金システムですよ。

なんせ、カネを取られる側も取られるって実感がないどころか、ありがたがってるんですから。かなりシュール。

ちなみに、奉納品がお金に変わっていったのは室町時代以降だそうです。日本中が自分の利益のためだけに動いた我利我利の時代にこのシステムが出来たのは大変興味深いですね。

無論、お賽銭は神様を祭る場所を信者がお金を出して維持するためのものだったりするんですが、誰もそんなこと考えてないでしょ?問題は自分の願いごと。だからお金を神様に出せる。

考えれば考えるほどすげぇシステムですわ。

最後に

なんてことを考えてるからぼくと仲良くしてくれる神様はひとりもいないので初詣とかでお金を使ったりはしないぼくです。もしぼくが今日願ったことを叶えることができたならたっぷり奉納してやりますよ。

すんませんけど頑張ってね大黒天様。よろしく!