先日、生まれて初めて「書き起こし」という仕事をしました。テレビ番組でのダウンタウン松本人志さんのしゃべりを文字にしたのです。発注者はぼく、受注者もぼくの仕事です。
人志松本の「黒田官兵衛の話」を書きおこしてみた - コバろぐ
これがまー想像以上に大変でした。
書き起こし?余裕やろ
この記事は、昔放送していた『人志松本の○○な話』というテレビ番組の中で、「好きなものの話」というテーマのときにダウンタウン松本人志さんが黒田官兵衛についてしゃべったことを書いたものです。
で、以前からその内容を書き起こそうとは思ってたんです。
理由は、ぼくはこのブログの中で歴史のことも書いてて、正にこういうふうに伝えたいと思ったからというのもありますし、また、DVDわざわざ買わない人にもどうにかその面白さを共有してほしいというのもあります。YouTubeにも動画がありますけど、テレビ番組の動画公開なのでそれもいつまであるかもわかりませんし。ですから、どうにかしてこの“素晴らしいべしゃり”を残したかったんです。
で、休みの日にまとまった時間が取れたんで「じゃーやっつけますか」と始めたわけですね。しゃべってることを文字にするだけだから時間さえかければ余裕でしょ余裕とか思いながら。
やってみたらめっちゃ大変やった!
松っちゃんのしゃべりを聴きながら、キーボードを打つ、打つ、打つ。
ちょっとまって、とか言いながらちょっと戻ってもう1回聞く。打つ。あれ、何て言ったっけ?たった今のことやのに忘れてるわフフフ。ちょっと戻ってもう1回聞く。打つ。ふー。次。聞く。打つ。あれ何て言ってる?ちょっと戻る。聞く。打つ。あれ?もう1回。ちょっと戻る。聞く。打つ。
そんなふうにして何とかやっと最後まできたら、今度は初めっから通して聞きながら読んで修正を加えていきました。
いやー、めんどくさっくって大変ですわ!
聞いて打って戻って聞いて打って、こんな調子で2時間くらい格闘してました。大体7分くらいですよ、しゃべってんの。文字にしたら2700文字くらいでした。たったそれだけなのに、内容は何も考えなくていいのに、それで2時間。
文脈上不要な「えー」とか「ま」とか「あの」とかもそのまま書き起こすいわゆる“素起こし”ってやつをしようと考えてたので逆にめんどくさかったのかな。間に入る声にならない声もニュアンスが伝わるように書くときは書くってことをやってたからかな。
世の中にはライターの仕事として、ICレコーダーからとか動画からとかから音声を書き起こすやつとかあるじゃないですか。また、仕事の会議で議事録とかを押し付けられてる人とかもいるじゃないですか。もう単純に、あんなんやってる人スゴいわ、と思いました。
そして謝ろうとおもいました。完全にぼくナメてましたから。「書き起こし」という作業を。みんな頑張ってるのにスンマセンでした。
最後に
そんなわけで、多分書き起こしとかは二度としないと思いました。みんな頑張ってなぁー。とか思ってたらもしかしてみんなこんなん使ってんの?
ほえー、いちいち便利な世の中になったもんだなぁ。かなわんわ(オッサン)。今回こうやって書き起こしをしなかったらホントに確実に知らんままでした。そこもかなんなぁ(オッサン)。
ま、こういうの使ってもメンドくさいのには変わりはないですけど。