コバろぐ

社会人ブロガー頑張る

織田信長が手本として尊敬していた(?)戦国武将、松永久秀

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

★Kindle本は安く買おう→【お買い得】現在進行形のKindleセール情報!【随時更新】


ぼくは歴史が好きで、戦国時代もわりと好きなもんですから、好きな戦国武将ランキングなるものも心の中に秘めているわけですが、今回はそのランキングで堂々の1位を獲得している武将のことを書きたいと思います。

松永久秀です。

2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で吉田剛太郎さんが演じていて話題になっています。

松永久秀ってどんな人?

f:id:gaou2:20160327020045j:plain

松永久秀は、初め阿波(現在の徳島県)の三好長慶に仕え、三好家が京都を牛耳り政権を担当するとその家中で頭角を現し、中心人物となっていきました。

その才能で室町幕府との折衝を担当することとなり、将軍足利義輝の傍にいることも多かった久秀は、長慶が死んだあと、三好家の連中と争ったりなんかして京都が混乱する中、どさくさにまぎれて主家である三好家の連中を暗殺したり、将軍を殺したり、東大寺の大仏を燃やしたり無茶苦茶します。

やがて、織田信長が上洛してくるとサッサと降伏してその家臣となりました。そしてその後も無茶苦茶です。

将軍足利義昭が武田信玄らと信長包囲網を布いたらさっさと信長を裏切り、その包囲網が不備のまま終わると許されて帰順します。そして再び将軍が信長に反旗を翻すとまた裏切っちゃう。2度目は許されず(信長は助命しようとしていたらしい)、信長に攻め立てられ、信長欲しがった茶器・平蜘蛛とともに日本初の爆死をして生涯を終えました。「戦国のボンバーマン」とか言われる所以です。

参考:松永久秀 - Wikipedia

ぼくが松永久秀を好きなワケ

既述のとおり、松永久秀はなかなか強烈で波乱万丈な生涯を自分の意思で送ってるんです。そして、幕府との折衝をしたり大和を攻略したり京都を治めたり、ひとりで色んなことをそつなくやっている。

そんな風に才能満載なのに、久秀は、あの信長を2度も裏切って最終的には爆死するとかいう奇天烈な行動力を持った、完全なるヒールです。

そこがいいんですよねぇ。

そんなところがぼくが久秀が大好きな理由です。久秀は常に好きな戦国武将ランキング1位なんです。

信長は久秀に憧れを抱いていたのではないか説

さて、ぼくが松永久秀に憧れをいだいているのは分かっていただけましたでしょうか。いやマジかっけぇ。

ちなみに『信長の野望』でもかなり使える人材として登場しますが、とにかく裏切りやすくて配下に置くとビクビクものです。

そんな松永久秀ですが、ぼくは、織田信長は松永久秀に憧れていたんじゃないかとある程度の確信を持って思っているんですよ。

その理由を。

信長、久秀2人の三大悪事

前述のとおり、久秀は主家を殺し、将軍を殺し、大仏を焼き落としていますが、この3点について信長は言及していますね。久秀について「 常人では一つとして成せないことを三つも成した男」と言っています。

ここでぼくの妄想が入るのですが、信長はぼくと同じように久秀のヒールな部分に憧れていたのではないでしょうか。

織田家の主家を滅ぼしたとき、そして舅・斎藤道三が治めた美濃を攻めるとき、信長は久秀というジジイは三好家の連中を暗殺し謀殺したではないか、と自分を奮い立たせたのではないでしょうか。

そして京都に入って比叡山を焼き討ちし将軍義昭を追放したのも、久秀が大仏を焼き落とし将軍義輝を殺したことを考えたればこそできたのではないでしょうか。

そうやって考えると、主家滅ぼし、将軍追放、比叡山焼き討ちという信長の三大悪事は久秀のそれよりワンスケール落ちてるような気もします。

信長は、憧れの久秀のジイさんもやってたから大丈夫だろうと思ってたんじゃないだろうか。そう考えると楽しいんですよねぇ。

許す信長

そして、久秀が信長を裏切ったとき信長が許したことを考えてみます。信長は、自分を攻撃したヤツや裏切ったヤツは絶対に許しません。なのに憧れの久秀は許した。「ジイさん、頼むよ」とか言ったんじゃないでしょうか。

茶器 茶道 茶道具 菊地政光 透木釜 平蜘蛛透木釜(透木板付)炉用/ホ/

二度目の裏切りのときも平蜘蛛という茶器を渡せば許してやると信長は言っています。周りに示しがつかないから城を囲んで攻めようとしていますが、許してやろうと考えていたフシがあります。本当は条件なしで憧れの久秀を許そうと思ってたけど周りが納得しない、そこで出てきたのが平蜘蛛なのでしょう。茶器に目がない信長が平蜘蛛をもらって許すなら周りも納得するだろう、ということですね。

しかし、久秀はおそらくビビった。俺は絶対に許されない、もう死のう、死んでも平蜘蛛は渡したくない、なら平蜘蛛もろとも死のう!そして、日本初の爆死を敢行して久秀は死にましたとさ。

最後に

織田信長が松永久秀に憧れをもって尊敬していたのではないか、というのはぼくが昔から考えてる妄想で、わりかし合ってると思うんですよね。信長がやったことは久秀が先にやっていた。信長は意図してそれを模倣したんじゃないかなぁ。

あくまでもぼくの妄想ですからね、お間違えのないように。

それと、久秀についても近年研究が盛んに行われ、その人物人となりを見直す動きもわりと活発です。将軍暗殺なんかは(直接)手を下してないんじゃないかとかいう話も出てますし、その辺も実際はどうだかわかりません。

でも、信長が久秀を尊敬していた、なんて考えてるだけでもワクワクするじゃないですか!