どうも!コバヤシです。
みんなが配信を待ち望んでいる『ポケモンGO』ですが、相変わらずいつ配信だか良く分かりません。サーバーがどうとかマクドナルドがどうとか色々噂はありますけども。
早くピカチュウゲットしたいぜ!
配信までの間、ヤキモキするだけというのも何なので、ちょっと元祖『ポケットモンスター』のことについて書こうと思います。
オワコンだったゲームボーイ
『ポケットモンスター』が世に出る前、ゲームボーイというゲーム機は役目を終えたような感じになってました。ぼくも、スクウェアが『魔界塔士Sa・Ga』などで頑張ってたなぁ、くらいしか覚えてません。
「ゲームは家でやるもの」という意識が社会にはやっぱり強く、「ゲームを外に持ち出せる」といわれてもみんなピンとこなかったんでしょうね。
で、極端にいうと、ゲームボーイはみんなとりあえず『テトリス』をやるためだけに手元に残していただけだったのです。
通信機能に着目した青年
ゲームをカセットのカタチにしてメーカーに持ち込む剛の者
ここにひとりの青年が登場します。
田尻智さん。いわずと知れた『ポケットモンスター』の生みの親です。
田尻さんは、ゲームを制作してナムコに持ち込んだのですが、プログラムというソフトだけでなく、ハードまで制作してロムカセットのカタチにして持ち込みました。スゲ。
それが『クインティ』です。
『クインティ』はアクションゲームでしたが、なかなかの楽しさでスマッシュヒットとなりました。
その印税でもって、田尻さんはゲーム政策のためゲームフリークという会社と立ち上げます。
通信機能を活かす企画
そして田尻さんは、ゲームボーイの忘れられた機能、通信機能に着目します。そして「交換する」をコンセプトにゲームを企画します。
「なんかやりとりしたデータをデータとしてじゃなく、何かカタチのあるものとして考えられれば…」みたいなことを考えてた田尻さんは、カプセルに入ったモンスターが通信ケーブルを行き来する、そんなことを思いつきます。
ウルトラセブンのカプセル怪獣
そして、田尻さんは『ウルトラセブン』のファンでした。そうなると当然、カプセルというとカプセル怪獣を思い出します。
カプセル怪獣とは『ウルトラセブン』に登場する小さなカプセルに入った怪獣で、モロボシ・ダンがウルトラセブンに変身できないときなどに活躍しました。劇中ではウインダム、ミクラス、アギラが登場しましたが、カプセルは5つあることが作中で確認できます。
「いいじゃん!」って田尻さんが言ったかどうかは知りませんが、その『ウルトラセブン』のカプセル怪獣に着想を得て、モンスターをカプセルに入れて通信ケーブルを行き来させる、というカタチが決まったようですね。
オワコンのゲームボーイを蘇らせた『ポケットモンスター』
難航したポケモン制作
こうして「交換する」がコンセプトの『ポケモン』の制作が進むわけですが、そもそも「交換する」意味があるのかという疑問や、RPGの開発経験の少なさから制作は難航し、長い時間を要しました。
長くなると資金もなくなって、それを補うために他のゲームを作ってその間は『ポケモン』の開発が止まったりしました。ちなみにその間に作ったゲームは『ヨッシーのたまご』や『マリオとワリオ』など。
ついに発売、爆発的ヒット!
そんなこんなで発売を迎えると(よく待ちました任天堂)、2種類のカセット、親IDなどを採用して通信機能と「交換する」ことに意味を持たせた移植のRPG『ポケットモンスター』は初動こそ振るわなかったものの、口コミでその面白さが伝わり爆発的な大ヒットを記録することになりました。
めでたしめでたし。
ゲームボーイの市場は生き返り、後継のゲームは『ポケモン』にならって収集と育成と対戦と交換をしまくることになりました。
『ポケモン』がゲーム市場に与えた影響は計り知れません。
読み返した3冊の本
どうです?面白いでしょう?ぼくはこういうゲームのことについて書かれたものが好きでよく読んでるんです。
ああそうそう、冒頭に書いた、今回読み返した3冊がコチラです。
『ポケモンGO』のことを考えてるとオッサンなのにワクワクしちゃいまして、これらを読み返してしまった次第です、ハイ。
で、ウルトラセブンのカプセル怪獣のことが面白くて面白くて、こんな記事を書こうと思ったってわけです、ハイ。
まぁ、有名な話ではありますけど。
最後に
こうやって『ポケモン』の最初のコンセプトや田尻さんの思いを考えると、『ポケモンGO』は生まれるべくして生まれたと思いますし、『ポケモン』シリーズの正統な後継ゲームだということがわかると思います。
だからこそ『ポケモンGO』はリリースが待たれてるんでしょうね。
ああ、配信いつなんだろう。
ではまた。