プロアクティブ、知ってますか。
ええ、ニキビのあれです。ニキビといえばお年頃の思春期の若者たちの悩みの代名詞ですけども、それに効果テキメンだという。
そのプロアクティブの最近のCMに、モヤモヤしてるんです。
モヤモヤしなかったプロアクティブのCM
前までも、あざといというかうるさいCMではありました。悩みが無くなってスッキリした若者が「これいい!これいい!」という。なんたって、ニキビケア売り上げナンバーワン!ですからね。
「わかったわかった効果あるのね、はいはい。うるせぇよ」とは思いつつも、「ストレートに商品を褒めまくったほうが結局売り上げに直結したりするんでしょう、しょうがないね」てなカンジになってました。ジャパネットとか観ててもそうですもんね。
CMだって高いお金使って作るんでしょうから、これはもう買ってもらわなきゃしょうがないんだから。
そんなもんだって思ってましたから、それを見てモヤモヤはしてなかったです。
モヤモヤするプロアクティブのCM
モヤモヤCMができるまで(想像)
でも、最近のプロアクティブのCMは、何だかモヤモヤするんですよね。それは何故かというと、もっとターゲットを絞って直球を投げてきてるからです。
プロアクティブを使うのはニキビに悩む中高生が多数でしょうけども、その中でプロアクティブを自分で購入できる人ってそんなに多くないんじゃないかと思うんです。そこで保護者に買ってもらうわけですが、「ニキビなんてほっときゃいい」なんて言われちゃってプロアクティブのCMを見せて説得したりするんじゃないか。それでも買わない保護者も多いでしょう。
ああ、今までのCMじゃ買いたい層全てに売ることはできない…そこでプロアクティブは考えた。じゃあ直接保護者に訴えよう!と結論が出た。「ガキどもが説得できないのはしょうがない、ワシらがやったる!」それで出来たのが、現在放送されているCMなのです(全て想像です)
モヤモヤする新しいCM
いわく「お母さんが買ってくれた」、いわく「家に帰ったらお父さんが買ってきてくれてた」、いわく「おばあちゃんが買ってくれた。おばあちゃん大好き♡」。
もう、お金の出どころを直接攻めてきてます。プロアクティブを買うと子供たちにこんなに感謝してくれますよ、と。
さらに畳みかけます。保護者の方も言うのです。
いわく「もっと早く買ってあげればよかった」、いわく「これ意味あるから買ってあげなくちゃ」、いわく「ニキビがきれいになると会話もはずみます」。
こ、これは!買ってあげなくちゃ!ってなっちゃう人も一定数いるんでしょう。少なくとも、我が子の説得にびくともしなかった層が、少しでも購入に流れれば成功なんでしょう。
モヤモヤのワケ
ぼくは何でこのCMでモヤモヤするんでしょう。
おそらく、「買ってもらう」「買ってくれた」という表現ですね。思春期でまだまだ経済的にままならない時期なのは分かります。しかし、そろそろ欲しいものは自分で努力して自分で購入して労働のありがたみを知ってもいい時期でもあります。なのに嬉しそうに「買ってくれた(ニッコリ)」とか小学生かよ、みたいな。なんか自立を阻害するというか、そんなカンジ。実際若者が子供のまま社会に出てきて猛威を奮っている現状を見ているオッサンとしたら勘弁してくれよ、ってな気分にもなります。
また、そんなこと一切考えずに財布のみを狙い撃ちするプロアクティブ側のやり方もなんだかイライラする。社会に貢献する気ゼロでしょう。安直に売りに走るんじゃなくて、もっと社会的責任を考えてなきゃ。
こんなのいちいち考えてる人も少ないだろうし、効率的に商売するのがスマートだと思われてる時代なんだから別にいいんでしょうけども。
最後に
まぁ、イメージCMじゃなくて商品を売るCMなんだから、あれが正解なんでしょう。正解に意義を唱えるなんて阿呆のやることです。
さーて、ゴリゴリのアフィ記事書くか!