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「李下に冠を正さず」は総理大臣に可能か?ていうかどういう意味?

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2017年7月24日に始まった衆院予算委員会の閉会中審査で、安倍首相が「李下に冠を正さず」という言葉を使いましたが。

これ一体どういう意味で使ったんでしょうか。

「李下に冠を正さず」の意味

「李下に冠を正さず」は見たらわかる通り、中国の書物からの故事成語です。出典は『古楽府』の君子行。それに「瓜田不納履、李下不正冠」とあり、「カデンにクツをイれず、リカにカンムリをタダさず」と読みます。「李」はスモモですね。

そのまま訳すと「瓜の畑で靴を履き直すと瓜を盗むんじゃないかと疑われる、スモモの木の下で冠を被りなおすとスモモを盗むんじゃないかと疑われる」ということです。

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スモモ。

要するに、人に疑われるようなことはするな、という意味です。

まぁ、一種の処世訓ですね。

総理大臣に「李下に冠を正さず」は可能か

でまぁ今回の安倍首相。

「『李下に冠を正さず』という言葉がある。私の友人が関わることだから疑念の目が向けられるのはもっともなことだ。常に国民目線に立ち、丁寧な上にも丁寧に説明を続けたい」と言ったそうですが。

ぼくはこの加計学園の問題については「なにやってんのw」程度しか思ったことはないんですけども、安倍首相の今回の言葉はちょっとどうなのと思ってます。

なぜなら、疑わしいことをしちゃってるから。

安倍首相はどうもお友達を大事にされてる方のようで、友人とお食事をしちゃったりゴルフ行っちゃったりしてるから。まぁそれに火をつけて一生懸命その火を広げようとしている勢力の幼稚さは置いといて、そこはもっと厳しく自分を律したほうがいいかと。

総理大臣になると色々あって大変なのはわかりますが、かの小泉さんは、総理大臣になってからはプライベートを決して表に出さず、菓子折りの受け取りまでにも慎重だったそうです。

その態度こそ「李下に冠を正さず」であって、彼の元で官房長官や幹事長を歴任して傍で見ていた安倍さんがこの状態で言っちゃうのはちょっとシラケちゃうんですよねぇ。

小泉さんを見ると総理大臣に「李下に冠を正さず」という態度は可能だと思うんですけど、安倍さんを見るとそれも難しいんだな、と思わずにはいられません。逆に言うと、小泉さんすげぇな、オイ。

どこまでがホントだか知りませんが。

最後に

まぁ要は総理大臣たるもの隙を見せるなってことで。

あ、ブーメラン投げるのが得意な某野党はこの言葉を取り上げて安倍さんを責めないほうがいいと思いますよ。何となく。ええ、何となく。