なかなかスゴいインパクトの話がありまして。
立憲民主党の川内博史センセイが「オスプレイ15トン。鉄はオーストラリアで買うと1トン1万円。それが15トンだからオスプレイはホントは15万円。それがなんで200億になるのー?」って言ったと。スゲーなと。
立憲民主党・川内博史センセイ「オスプレイ15トンだから15万円!」
例によってなぜかニュースにはなってないわけですが(ぼくの可視範囲では)、ネットでは話題になってましたね(あたりまえ)。
立憲民主党・川内博史議員「オスプレイは15トン。鉄1トンは1万円。 いろいろ付加価値はつくかも知れないけど15トンは15万円なんです。」 - Togetter
どんだけ付加価値あんねん!製造のコストは付加価値ちゃうわ!とツッコミどころ満載の発言で、実際にそのようにツッコまれて炎上してました。
それに対し、川内センセイはこんなツイートを投入します。
私のオスプレイ発言が話題になっていますが、鉄の塊15トン15万円が、なぜ200億円になるのか?経済的には、それを付加価値と呼ぶ訳ですが、その付加価値なるものの中味を詳細に分析する必要があるのでは、という問題提起です。なぜなら、国民の皆さんの税金で買う物だからです。
— 川内 博史 (@kawauchihiroshi) 2019年3月11日
あああ!明らかにオスプレイを要らないという根拠として話してたのに、後出しで問題提起って言うのはダサいですよ!こんなアホなこという人の給与になる税金のほうが問題ですよ!って言いたくなるけど、オトナになっちまったヘナチョコのぼくは言わないわけです。書くけど。
「オスプレイ15万円」を好意的に捕らえてみる
で、この発言については普通にどうしようもねぇなぁって思うわけですけど、もしかしたら、純粋に川内センセイは「鉄1トン1万円だから15トンのオスプレイは15万円」と思ってるのかもしれません。
だとしたら話は違う。
誰だこんなのを国会に送り込んだのは!……ということではなくて、つまり、川内センセイは材料を用意したらコストゼロで物が作れる世界に住んでいるのかも知れない、という話です。材料を揃えてひと眠りしたら、目が覚めたときにモノが出来ている世界。
みなさんは、グリム童話の『小人の靴屋』という童話を知ってるでしょうか?
ザックリ言うと貧しい靴屋が革を用意しておくと寝ている間に小人が靴を作っといてくれるって話です。
きっと、川内センセイはそういう小人がいる世界に住んでいらっしゃるから、鉄を15トン用意すればオスプレイが出来上がっちゃうと思ってるんじゃないでしょうか。なんてピュアなんでしょう!
まぁ、オスプレイに使われているメタルの割合は20%しかないとか、『小人の靴屋』の靴屋だって寝る前に革を裁つ時間というコストを支払ってるとか、そんな細かいことはどうでもいいのです。ここで言いたいのは、メルヘンの世界に住む川内センセイがいかにピュアかということなのです。
ラ・サール中学高校を出て早稲田で経済を学び銀行に就職した人から「オスプレイは15トンだから15万円」と言われるとなかなか感慨深い。
最後に
そもそも川内センセイには興味がないのでどこでしゃべってらしたのかは知りませんが、恐らく周りが支持者ばかりだから調子に乗っちゃったのかな?とは思います。テレビとかではそんなにアホ丸出しなことは言ってなかったような気がしますけど。
あと、『小人の靴屋』は靴屋が幸せになる話は第1部で、第2部第3部となるとなかなか怖い話なんだということも付け加えておきます。