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ぼくの大学受験物語

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受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫)

林先生もビックリだと思うのですが、ぼくの甥っ子が大学受験で合格したそうです。え?今の時期?推薦?とか今のシステムがよくわからないのですが、とにかくめでたい。

しかも、ヤツは学校の先生に「絶対無理だ」と言われ続けても塾にもいかず、独学だけで大学現役合格なんて成し遂げたのです。

どこの家系の方ですか?

 

で、そうなると、自分の大学受験のときのことを考えてしまいます。ぼくも大学には行ってたんですよ。2浪までして。そこで現役受験生の頃から1浪、2浪の時期をちょっと振り返って書いてみます。

 

高校3年生

自慢じゃないですけど、僕は高校を卒業するまで、ちっとも家で勉強しませんでした。基本、宿題もしたことないです。多分、12年間でトータル10分もないです(ホンマです)。

中学まではそれでも成績はいいほうでした。でも高校に上がるともうダメですね。わからなくなってきた上に、「潰しが効くだろ」という理由で文系頭のくせに理系クラスに入ったもんだから、ヤバイことになりました。数学なんてチンプンカンプン、テストの点も二桁にのったことない。もう卒業できないレベルで阿呆になりましたね。

そんなぼくの口癖は「できへんのとちゃうわ、やったらできるわ、やらへんだけ」。

どうしようもないアホっぷりです。

さぁ高校出たらどうする、社会にはまだ出たくない、そうだ大学行こう!というわけで進学を希望しますが、本人も学校も親も彼女も(ちゃんといた)、大学に受かるなんて数ミリたりとも思っていません。

三流大学のみを受けましたが、見事に落ちます。

 

1浪目

さて、ここからが本番です。「じゃあやったらできるとこみせたるわ」と親を説得して予備校へ。ぼくの時間を奪っていたパソコンとそのゲームたちを「大学行くまでは遊ばん」としまい込み、さぁ体制は整った!あとは勉強するのみ!

予備校というのは、みんなピリピリ勉強ばっかしてると思うかもしれませんが、そんなことありません。春先は特に「とりあえずモラトリアムな時期を得た」と大学生と同じ感覚になってます。とくに文系は。

しかしぼくは、そんなバカどもに目もくれず勉強勉強また勉強。本当に勉強しました。

ぼくの人生で唯一勉強した時期です。

お蔭さまで夏休みを超えるころには京大阪大が合格圏、バッチリです。その後も勉強し続け、成績はグングン上がるし楽しいったらない、親も大喜び彼女も大喜び(いたんだってば)。

そして来ました受験シーズン。意気揚々と各試験を受けるぼく、出てきた結果は、

全滅。

え?何で?全然余裕だったじゃん。みんなA判定じゃん。何で落ちるの意味がわからない。

本番に弱いと初めて自覚したのでした。

 

2浪目

とりあえずまだ社会に出る気はサラサラありません、2浪することにしました。

しかしぼくはすっかりやさぐれて、パソコンも取り出してゲームばっかしたり、予備校をサボっては奈良公園にいきシカに昼飯のパンを盗まれたりしてました。

全然勉強しなかったです。

去年ためた知識のストックはある、本番で発揮できるようにするだけ。

勉強もせずにそんなことばっかり唸るように言っていたぼくはとうとうノイローゼになり、電車に乗るのも苦痛になりました。

かなりヤバい展開です。

しかし予備校の先生が「電車では本を読め」と言ってくれて、それを実行してるうちに何とかノイローゼも治り、さぁこれからだと元気になるにはまだ遠い。

このノイローゼの間にツラくあたった彼女からフラれてしまっていたのでした。

これが受験1か月ほど前です。もう勉強なんて本当にできませんしませんもう観念します就職先を探そう、と考えながらヤケクソで受けた入試の数々。

やはりどこにも通りません。当然ですが。

もうダメだ人生ってつまらんなー、と思っていたら一つの大学から封書が。

あけてみると、補欠合格でした。そして無事、4月に入学式を迎えることができたのでした。

 

大学では、ミスター・モラトリアムと言ってもいいほど自堕落な生活に突入していくのですが、それはまた別の機会に。

せっかく甥っ子のめでたい話から始まったのに、カスい話になって申し訳ありません。