祖母が、永眠しました。
母からの電話で知りました。
以前から心身ともに衰え、「もうそろそろ」というのは今年に入ってから聞いていたので亡くなったことに驚きはなかったんですけども、ちょっと驚くことがありまして。
葬式には行けない
驚くこと、それは。
「葬式には来なくていい」と母が言ったことです。理由を聞くと、どうやら親戚一同ぼくが埼玉から出かけてくることに難色を示しているみたいで。
そうです、新型コロナウイルスのせいです。
「このコロナ禍の中、わざわざ東京に近いところから誰も感染していない自分らのところにのこのこ出てくることはないでしょう。ていうか来てもらうのはイヤ」ということなんでしょう。ああ、ちなみに祖母の家は関西のド田舎にあります。
ぼく自体は、個人的にはハッキリ言って新型コロナに過剰反応する世相が本当にイヤだし良くないと思ってるんですが、そのことをもって「いや、俺は俺の信条で絶対に行く」なんてことはしません。是非はともかく、イヤがってる人にイヤがってることをするのは避けるべきですからね。
結局、とりあえず大阪にいるオカンと妹が行くみたい(どこに住んでようが娘であるオカンは行くべきだけど)。大阪に住んでるひ孫(ぼくの妹の子供たち)も行けないほど拒絶反応があるということに驚きですけどしょうがない。やっぱり、そんな中ぼくが単なる孫という立場で行けるわけはないですね。
というわけで、祖母のお葬式には行きません行けません。
最後に
まぁしかし、衰えていたと言っても祖母はもう100歳手前の年齢でしたからね、大往生と言っていいでしょう。それは良かったのかもしれません。
ぼくは、もう四の五の言ってもお葬式には行けないのですから、幼いころからの祖母との思い出を思い出しながら祖母の冥福を祈ろうと思います。
それにしても、こんなカタチで新型コロナが我が身にふりかかってくるとは思いもしませんでしたね。
参った参った。