長男が、酒をおごってくれました。家族全員に。
なんだか、知人といっしょにいったパチンコで当てたらしい。ビギナーズラックというやつです。
あぶく銭を手に入れた長男は気が大きくなってたんでしょうね、「家族でメシ食いに行こうよ」なんて言い出して、こっちとしてはタダ飯食ってタダ酒飲めるので願ったりかなったりでした。
いつもの台湾料理屋で、今までと違う経験
というわけで、我が家では昔からお世話になっている台湾料理屋へ。あちこちに乱立しているよくある店です。昔、このブログに食べた分を公開してみなさんのド肝を抜いたあの店です。
これ書いたの2016年の年末かー。あれから5年と4か月、育ち盛りでモリモリ食ってた子供らの食も落ち着いた上にぼくが加齢ですっかり食べられなくなったので、食べ放題飲み放題じゃないとお金が足りない!なんてこともなくなりました。
そして、カミさんとぼく以外に長男も酒を飲むようになったので次男と娘は定食を頼み、酒飲み組はツマミをチョコチョコといったカンジです。
会食中に話す内容もあの頃とは変わって(当たり前)、長男の仕事の話や次男の大学生活の話、ぼくの弱った体の話など。長男に「なんかお父さん薄くなった?」とか言われた。筋肉が落ちて厚みがなくなったらしい。
そんなこんなで、ぼくはずっと子供の成長を考えていました。もう、何もかもが昔と違う。それは嬉しくもあり寂しくもある事実です。
ひとり歩いた帰り道
みんな十分に飲み食いした午後11時前、帰途につきました。
ぼく以外は自転車です。カミさんは家から、長男は仕事帰りに直接来たので駅から、次男と娘はバイト先から直接来たので、みんなチャリなのです。ぼくだけ会社から徒歩で来たのでぼくだけ歩き。
よく考えたら、こういうところから昔と違う。あのころは家に全員揃ってから全員でお出かけ、みたいなカンジでずっといっしょに行動していたのに、今は各々の居場所から集まる。これだって、子供が成長すればこそ。
みんながチャリで先に行ったあと、遠くに消えていく家族の背中を見ながら夜道をトボトボと歩いたわけですが、そしたらやっぱり子供の成長を考えてしまいました。長男がパチンコして勝った金でいっしょに酒飲んでお互いの仕事の話をするとか、よく考えたらすげぇ。次男と娘も法改正した関係で今年まとめて成人になっちゃうし、ウチってもう全員成人なのか…と改めて驚愕したりしました。
うーん、子供の成長って早い。
最後に
家帰ってシャワー浴びて缶ビールを飲みながらまた子供の成長を考えてました。そして、思ったんですよね。
「あれ?もしかしてぼくの父親としての役目は終わったんか?」
これからは父親なんて必要なくなってくるんでしょう。母親ってのはいつまでたっても必要なもんですけど、父親は要らないですからね。もうこれはしょうがないですね。
いずれにせよ、我が子たちはフィジカル的にもメンタル的にもちゃんと成長している。ちゃんと育ってくれた子供たちとちゃんと育ててくれたカミさんに感謝!