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RCサクセション『雨あがりの夜空に』のダブル・ミーニングに今さら気付いた

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ケーブルTVって実に様々なチャンネルがあって実に様々なコンテンツが垂れ流されてます。音楽系のチャンネルもいっぱいあって、新旧様々な歌を聴くことができますね。

そんな音楽番組のひとつを、PCいじりながら観るともなしに観て聴くともなしに聴いていたとき、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』が流れてきました。

RCサクセション

RCサクセションは、言わずと知れた故・忌野清志郎さんを中心とした日本のロックバンドです。その日本語ロックやライブパフォーマンス、そしてそのファッションや言動は日本の音楽業界に大きな影響を及ぼしました。

残念なことに、ぼくが音楽にまったく興味のない時期に活躍されていたのでハッキリいってあんまり知らないんですが、それでも彼らの代表曲くらいは知っていました。そして、RCサクセションの楽曲に関しては何となくですが「イカすな」「カッコいいな」と思っていました。

その中のひとつに『雨あがりの夜空に』があります。

RCサクセション『雨あがりの夜空に』

『雨あがりの夜空に』は1980年1月に発売された、RCサクセションの9枚目(?)のシングルで、せっかくドライブしたいのに愛車が故障しちゃってるぜ参ったな!という心情を軽快な音楽に乗せて歌い上げている名曲です。

バッテリーは大丈夫なのにエンジン動かないのか、どうしたんだHeyHeyBaby!こんな夜にドライブできないの残念!みたいな。

とにかく、この歌はRCサクセションや忌野清志郎さんのライブでは欠かせない楽曲ですよね。

歌詞書きだそうかなとか思ったんですけど、“ジャスなんとか”とかいう組織がお金を搾り取りに来そうなんでやめときますw

ダブル・ミーニングな歌詞

で、今回この楽曲を久しぶりに聴いたわけなんです。

「お、清志郎!ああ、これか!懐かしいなぁ久しぶりや!」なんて言いつつ、一緒に歌いだしちゃうぼくですよ。

それで、分からないところとかはフンフン言いながら歌ってたわけですが、いきなりきました。ピーン!と。これ、女性のこと歌ってるわ!って。全然気付かんかったわって。そうやって聴くと、モロやん?

実はこの歌の歌詞について長年思ってたことがあって。「こんな夜に発車できないなんて」の部分に。イカす歌詞なのに「発車」という単語がダサいなーってずっと思ってたんです。清志郎ほどの人が、なんでこの単語を選んだのかって。その疑問が、ホントにサーッて晴れました。

「発射」と掛けてるんか!乗れないなんて、発射できないなんて!モロやん?

そうなるとネットで歌詞とか調べちゃったりして、改めて読んでみると、ああそういうことかって納得しましたね。

いわゆるダブル・ミーニングってやつですね。“double meaning”。一つの語や文章に2つの意味をもたせてるってやつ。

なるほどなるほど、そういうことか、すげぇよ清志郎さん!モロやん!

ていうか、気付くの遅ッ!

ファンに怒られるところだった

しかし、こういうのはもっと早く気付きたかったです。もうオッサンなのだから。こういう言葉遊びは知的教養として理解したい。世間知らずの子供じゃあるまいし、恥ずかしい。

だって改めて調べてみるとこれ割と有名な話ですやん?

ちなみにYahoo!知恵袋にはこれについて怒ってる方もいました。すぐ納得してるのが面白いですけど。

これずっと分からないままだったら、忌野清志郎という男の、そしてRCサクセションというバンドの音楽を理解しないまま「RCサクセションの『雨あがりの夜空に』?ああ、あれイイけど“発車”の部分だけ何だかなーってカンジだよネ」とかしたり顔で言っちゃう超絶マヌケ男のままでいるところでした。

ファンに怒られるで!

今までそういう機会はなかったので良かったです、ホントに。

最後に

こういうの、知らないだけでまだまだありそうですよねー。桑田佳祐さんもよくやりますけどね。英語の読みを日本語にするのとか。

とにかく、日本の和歌などの掛詞にも通じるようなダブル・ミーニングという知的遊戯、知らないままでいるのはイヤですね。だって、その分そのアーティストの理解が浅いってことじゃない?その楽曲の楽しみ方をひとつわかってないってことじゃない?

かといってそういうのを聴き逃さないように気合入れて聴くのもなんか違いますけどね。

音楽は楽しんでナンボですし!