野球の面白さって言えば、その点取りゲームという性質上、バッティングなど攻撃面だと思っちゃいますが、投手の投球や守備だって一流のプレーを見れば相当面白いんです。
今回は野球の守備って面白れぇ!と言わせますよ。
登場するのはアンドレルトン・シモンズ選手。現在はエンゼルスのショートを守っています。
メジャー最高のショート
現在のメジャーリーグで一番のショートの選手を挙げろと言われたら、このシモンズかイグレシアスになるでしょうか。
ぼくはしかし、シモンズを推したい。
ナショナルリーグのゴールドグラブ賞を2年連続で受賞(2013年、2014年)し、フィールディング・バイブル・アワードを3年連続で受賞(2013年、2014年、2015年)しているその守備は伊達じゃない。
ちなみに、フィールディング・バイブル・アワードはリーグじゃなくてメジャー全体で各守備位置で1名選ばれます。
シモンズの守備
守備位置はかなり深いです。普通の守備位置より2歩くらい後ろにいるような印象。それを可能にしているのは肩と手首の強さでしょう。
最速158キロと言われるその送球はどんな打者のどんな打球でもアウトにしちゃいます。と思ったら大学時代はやっぱり投手で98マイルを記録しています。
日本では一番センスがあって運動神経がいい選手は投手にしますが、アメリカではそういう選手はまずショートにします。おそらく、それでショートになったんじゃないでしょうか。
まぁどんだけすごいか動画でみてみ!
見ればその守備範囲と送球の速さをわかっていただけるでしょう。
スゲ。
ていうか、この送球を取っちゃうファーストもスゴいですよ。
ちなみにぼくは高校生のときに草野球をやっててファースト守ってたんですが、サードのヤツがやたら強肩で、ヤツの送球はど真ん中に来ても怖かったです。それとはくらべもんにならんでしょうけど(当たり前)。
話が逸れましたが、スゴいでしょ、広くて速いでしょ。
オランダ領キュラソー島出身
シモンズは、オランダ領キュラソー島出身です。
オランダ領キュラソー島出身といえばアンドリュー・ジョーンズ(AJ)ですが、シモンズはAJに憧れて育っています。
ちなみに、シモンズは2013年のWBCではオランダ代表選手となり、1番ショートとしてレギュラー出場してましたけど、その時の3番はAJ、4番がバレンティン(東京ヤクルトスワローズ)でしたよね。
そして2017年の第4回大会でもバレンティンとともにオランダ代表に選ばれて1番バッターとして活躍しています。
日本人選手は守備で上をいけるのか
打者も投手ももはや日米の差はなくなったといってもいいと思いますが、まだまだ歴然と差があるのは守備ですね。特に、二遊間と外野手。
先天的な身体能力の差ですから、もしかしたら追いつけないのかも知れません。
日本人でウマいショートといったら今はソフトバンクの今宮選手ですけど、違う種類のウマさで優劣つけるとやっぱり下なような気がします。
あえていえば、西武ライオンズ時代の松井稼頭央選手はメジャー級のウマさと能力と身体を持ってたような気がします。全盛期に海を渡って欲しかった選手のひとりです。
しかし、メジャー歴代最高のショートは…
ぼくらの年代だとやっぱ、オジー・スミスなんだよなぁ!
「オズの魔法使い」という異名をとり、バク転をするオジー・スミスは、守備で試合を作る選手でした。
4-6-3のダブルプレーのときの動きは完全に変態ですよ。
ファミスタの初代メジャーリーガーズの「おすみす」です。
というわけで、シモンズの話からオジーの話になっちゃいまして誠に申し訳ありません。