ファミコンのボードゲーム『爆笑!愛の劇場』をご存知でしょうか。ココナッツジャパンから1990年に発売されました。
ぼくはタイトーの『爆笑!!人生劇場』が好きだったのでこれも買いました。すっかりだまされた。
全然関係ないし!内容が無茶苦茶やし!
タイトーはココナッツジャパンを訴えてもいいんじゃないの!?と思わずにはいられません。そんな人、他にもいるんじゃありませんか!?
『爆笑!愛の劇場』って?
さて、そんな『爆笑!愛の劇場』ですが、4人プレイのボードゲームです。約1年半の大学生活を体験し、金や愛、自身の能力の総合的な評価で勝敗がきまります。
システム的にはボードを出た目の数だけ進むシステムではなく、カレンダー上の日付にコマがランダムに止まり、そこのイベントをこなしていくカンジです。
イベントは、『愛の劇場』のタイトルどおり恋愛関係が多いのですが、とにかくマイナスイベントが豊富すぎてどのプレイヤーも不幸な大学生活を送るハメになります。
タイトルはパクりだし内容は滅茶苦茶なバカゲーなんですけども、しかしこれがなかなか記憶に強烈に残ってるんですよね。なので久しぶりに遊んでみました。
まさきくんのウハウハ大学生
主人公まさきくん
まずは自分の分身を決めるわけですが、父親と母親の裏がえったカードを選ぶと、その2人の顔を見事に合わせた顔の主人公が作られます。
頭悪い、好感度普通、体力良い、家金持ち、仕送り5万円。
バカなだけで他の欠点は見られません。このゲームにおいて、こんなの珍しい。これは素晴らしい大学生活を送れそうです。
入試~サークル入会
さて、ゲームが始まったらさっそく入試です。ここで頑張って一流大学に入学できればかなりいい大学生活が送れるはずですから、頑張りましょう。
足し算!
小学生やがな。こんなので大学入れるの?ラクショーラクショー!
うお!20点!
よそ見してて…制限時間があるだなんて…。
しかし、カーソルで数字を入力するのは思いのほか時間がかかるし1問10点で20秒って、なかなかキビシいテストですよ…。
ちなみに、テストにはあと2種類あって「ひらがな並べ」と「反復横飛び」です。なんだよ入試が反復横飛びって…。
まぁ、今回はとにかく三流大学に入学。
で、次はサークル選びですが、これもキビシい。大抵いいカンジのサークルは「バカだから」「デブだから」とかいうヒドい理由で断られます。
そしてやっと入れたサークルがこちら。
「おんむおんむ」。ヤバいだろこれ…。そういえばココナッツジャパンって宗教ネタ多かった気がする…。
彼女を作りまくってデート三昧
さて。せっかくウェーイな大学生になったんですから、彼女作ろう彼女。と思ったらいきなりこれ。
どんなチャンスだ。
このゲームには色んな彼女ゲットイベント(ってナンパばっかだけど)があるのにいきなりこれかー。ちなみに、このイベントの場合綱引きみたいなボタン連打ミニゲームをやります。
「ざまーみろ!」ってむっちゃ人でなしなまさきくん。しかも、人の彼女を奪ってからもナンパしまくる人でなし。
「かお へん!」
大抵はこんなストレートで辛辣な言葉で断られるんですけど、家が金持ちで仕送りたっぷりで所持金が多いので割と成功できたりもしました。で、女友達はみえさん含めて3人できたんですが、まさきくんは初めは良くてもデートが下手でなかなか親密になれません。
また、テストでも(入試と同じハードさなので)失敗して「ばーか!」って思いっきり言われたり、とにかく散々。誰とも仲良くなれないんですけど…。
そんな状態でやってきた最大のイベント、クリスマス・イブ。
気分は最高だ!誰とキスする?
何だコイツ…。これはイヤな予感しかしません。やめとけやめとけ!とか言えるわけもなく、仕方なく運を天に任せてボタンを押します。
ほら、いわんこっちゃない。
しかし、「まさき は きすがへただった」って淡々と書かれてて結構傷つきます。
でもこの「ばか!」ってのはいいですなー。キスが下手で「ばか!」って言われたら興奮しちゃいますなー。
転落
ああ、クリスマスにも失敗し、失意のうちに正月に実家に帰るまさきくん。
親父が!破産してて!仕送り止まる!
おいおい、そういうことは正月に帰るまえに言えー!!!なんてこった!!!
まさきくん唯一の長所「お金」がピンチです。これからどうなるんでしょうか、心配です。
バレンタインデー
女友達は誰も本命チョコくれませんでした。なんだよーチクショー!
「なさけない!」
白馬のゲレンデでナンパ
ばかなのがばれちゃった。
「あほはきらいよ」キッツー。
別れの電話
最近デートに誘ってないったってあんまりデートイベントに止まらなかったし。しかもそのときは他の子とデートしたし。
しかしなんと、このあと残り2人からも同じ電話がかかってきて完全なボッチに!
デートする相手がいないと体力が減ります(笑)
就職失敗
「ぷー!ぷー!」じゃねぇ!
そんなカンジで、最終的には総合47点でした。少な…。しかも、得点のほとんどがあまり使わなかった大量の仕送りが残ってたおかげのお金の点数。好感度も開始のときより下がったし(このゲームじゃ当たり前だけど)。
しかし今回は年が明けてからの転落っぷりがすごかった。金があるだけでバカでヤなやつだからしょうがないか。
で、このゲーム、最後にこんなメッセージが出ます。
うるせーよ。
最後に
さて、いかがでしたか。何だか典型的なボンボンのようなまさきくんの転落大学生活は。
無茶苦茶でしたけども、実はこのゲームにしては全然マシな大学生活です。今まで何回もプレイしてますが、一番マシだったくらいです(あとは彼女さえいれば…)。
また、面白い大学生活を送れればまた書いてみようと思います。みなさんも遊んでみてはいかが?
ちなみに、4人でやるとめっちゃ面白いですよ。何の実もない不幸合戦になるので。オススメです。