ひと仕事終え、会社に戻ったら隣の席の同僚がボトルの缶コーヒーを飲んでいたのです。
これです。
(画像掲載元:http://www.nanahime.net/cancoffee_ucc12.html)
これ、ミニストップオリジナルらしいです。道理でそんなに見ません。ていうか印象にない。
まぁ、そんなことはどうでもよくて、そいつがこれを飲んでるところを見るとはなしに見てたんです。
そして「んんん?」ってなった。
BARISTA'S STILEとかイキって言ってるけど
「BARISTA'S STILE」ね、バリスタ風ってか。イキってんなぁ。結局はただの缶コーヒーやろ…。てか、微糖とかってメーカーは「糖分抑えてもこれまで通り甘い」を目指してるんだよな。いや、甘味を抑えてくれよ…ってカンジよな。んんん?スタイルって綴り“STYLE”じゃなかったっけ?あれ?“STILE”だっけ?あれ?いや、Yだよなぁ…?
って思ったんですよ、このボトル缶を見て。
しかしぼくはもう40代も後半に突入するオッサンです。覚え間違いしてる可能性もある。なので、なんの疑問も持たずにノホホンとこれを飲んでいるそいつにも聞いてみました。
「なぁ、スタイルって、これ“I”じゃなくて“Y”じゃなかったっけ?」
ノホホンと飲んでいたそいつは、ノホホンと答えます。
「あーそーいえば」
あー、普段からなんにも考えてないやつにこのテの質問をしたのが間違ってました。もうググるしかない。
で、ググってみたら、やっぱり“スタイル”の綴りは“STYLE”です。
UCCやらかしよった!
うわ!UCCやらかしよった!天下の上島珈琲さんが!STYLEをSTILEって書いとる!
他人の粗を探して揚げ足を取るのが何よりも好きなぼくは小躍りしました。してないけど。
絶対記事に書いたんねん!と思ってこれを書いてきたわけです。
いやしかし。
1969年に世界初のミルク入り缶コーヒー「UCCミルクコーヒー」別名「UCCオリジナル」を発売したほどのUCC上島珈琲さんがそんなミスをするだろうか。
もしかしたら、“STILE”という単語にはちゃんと意味があるのかもしれない。そしてそれをぼくが知らないだけかもしれない。なのに「間違えとる!」って勝手に思ってるだけかもしれない。
“STILE”を調べてみた
というわけで“STILE”をググってみる。すると、こんなカンジでした。
踏越し段《人だけ通して家畜は通さないように牧場などの垣・へいなどに設けた階段・踏み台》.回転式木戸, 回り木戸.〔建築〕(戸や窓わくなどの)縦かまち
踏越し段…。説明を見るとなんとなくわかる。しかしなんとなくしか分からない。というわけで今度は“STILE”を画像検索。
(引用元:Stile and drystone wall at Fofanny Dam (C) Albert Bridge :: Geograph Ireland)
ああー、なるほどこれね。あんまり馴染みはないけど、知ってる知ってる。
しかしじゃあ、もし『BARISTA'S STILE』が間違ってないとしたら、意味は「バリスタの踏越し段」。もしくは「バリスタの回り木戸」。
うーん、やっぱり間違ってるんじゃないの…???
最後に
真相はいかに。
ミニストップ(イオングループ)限定ということでUCCの公式サイトの商品欄にも載ってないし、いくつかレビュー記事などもあるんですけど、誰も“STILE”にツッコミを入れてません。
はっ、もしかしたらこれはイジっちゃだめなやつなのかも知れない。
……おや、誰か来たようだ。