先日、ベースが欲しいと言っていた次男がベースを買いました。そして例のごとく、そのことは書きました。
SELDER(セルダー)のベースを次男が買った!届いた! - コバろぐ
この記事、こんなふうに終わらせました。
こうなるとぼくもドラムを叩きたくなってきます。とりあえずスティックだけ買って次男とスタジオ入りしようかなぁ、なんてね。
ぼくだって若いときはバンドを組んでドラムを叩いていたのです。だから、息子がベースベースとか言い出したら、ぼくの血だってたぎってくるのです。
あ、ちなみに次男が買ったベースの初心者セットがこちら。
ついに練習を目撃
この記事で書いたように、ベースが家に届いたのがぼくが仕事をしてるとき。その後、帰宅するのはずっと次男が寝てからだったので、次男がベースを弾いてるのをこれまで見たことがありませんでした。
しかし先日、ぼくの仕事が休みの日に、ついにそのときはやってきました。
例によって家でずーっとゴロゴロしていたら次男が帰宅、一緒にコーヒータイムを楽しんだあと、おもむろに自分の部屋でゴソゴソとベースを取り出したのです。ずっとそのときを待っていたぼくは、それを察知したあとすぐさま次男の部屋へ。
「おいちょっと弾いてるとこ見せろやていうかちょっと触らせてーや」
「いいけどまだ何にも弾けないよ。まだ全然練習してない」
確かに、見てるとボロンボロン弾いてるだけ。しかし、やっぱりアンプから出てくるベースの音は心地よい。
ちょっとこれ弾いてみろよ
とりあえずドレミファソラシドドシラソファミレドなどと弦をつまびく次男。いっちょまえにピックじゃなくて指で弾いている。うんうん、いいんじゃないの。
しかし、なんだかずーっとボロンボロンボロンボロン言うてるだけ。YouTubeでハマ・オカモトなんかの動画を見て見よう見まねしてたり。
「なんか、簡単な曲の楽譜とかないの?それを繰り返して弾いたほうが練習になるんちゃう?」
「うーん、そうだねぇ」
「あれ?初心者セットでDVDとかあったやろ。なんか役に立たないとか評判の。それ用のタブ譜とか楽譜とか、あるやろ」
「んー、あー、これ」
開くと、めっちゃくちゃ基本的なフレーズが載ってます。
「おい、これこれ。これやってみてみ」
「うん」
初めは押さえる場所を間違えまくったりしてヘッタクソだったものの、何回か繰り返してると段々と聴けるようになってきました。
さすが若者、飲み込みが早い。
血が滾る
次男が一生懸命弾いたのはホントに基本的なベースラインですけど、これがまぁ聴いてるとベースの音が本当に心地よいカンジ。特に最後の「ドゥボボボボボボボ」が気持ちいい。
そして、聴くにつれ段々とぼくの血がたぎってきました。ドラマーの血が。
何かないか何かないか。
おもむろに両手にボールペンを握って次男の机に座り、ぼくは次男のベースに合わせて机を叩きだしました。
ヤベェ楽しい。超楽しい。
2人でリズムを刻むだけ。ただそれだけが超楽しい。
次男は同じフレーズを延々。ぼくはただ机を叩いて同じ音を出すだけ。それだけなのに超楽しい。
ぼくら親子はいつまでもセッションを楽しみましたとさ。
最後に
いやぁ、楽しかった。
ドラムを叩いてた大学生のころ、まさか自分の息子とセッションを楽しむとは思ってもいませんでしたし、それがこんなにも楽しいとは。
音楽というのは、いいもんです。
………ドラム欲しくなってきたな。