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スポーツの監督の中で野球の監督だけがユニホームを着ている理由

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野球(ソフトボールも)の監督は、選手と同じユニフォームを着てベンチにいます。

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でもそれって野球だけじゃないですか。サッカーやバスケットボール、バレーボールにラグビーなどを見ても、監督がユニホームを着てる球技って他に思い当たりません。

なんで野球チームの監督はユニフォームを着ているのでしょうか。

昔は監督がいなかった?

野球チームの監督がユニホームを着るのは、野球が誕生したころの名残という説がひとつあります。野球ができたころはチームの監督という存在はなく、キャプテンが指揮を執っていました。

これはまぁ当たり前で、子供のころ「野球しようぜ!」って集まった際、「俺、監督な!」とか言うやつはいませんでしたし、そんなやつが出てきたら「何でお前の言うこと聞かなあかんねん」みたいなことになる。大概はリーダー格のやつがなんとなく指示を出し始めてなんとなくその通りに動いてました。

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話を戻しますが、つまり昔はみんなプレイングマネージャー(選手兼任監督)だったんです。キャプテンは当然プレーもしますからユニホームを着ています。その名残で監督はユニホームを着ているというわけです。

また、当然プレーが止まってるときですが野球の監督はフィールドに入ってマウンドのピッチャーに声をかけたりアンパイアに抗議したりできます。それも野球の監督がユニホームを着る理由のひとつと言われています。

選手をマネジメントする監督

この段は、ぼくの勝手な推論です。

野球は、非常にメンタルの要素が強いスポーツです。超一流の選手がちょっとしたキッカケで思い通りに能力を発揮することができなくなったり、ホームラン1本で盛り上がったチームの選手が、どう考えても格上の投手を打ったり、格上の打者を偶然抑えた投手がずっとその選手を抑えることができたり、そんなことが割としょっちゅう起こります。

なので、チームを率いる監督の仕事として選手のメンタルの強化と調整はかなり比重が大きいんだと思います。それがウマくできる監督が名監督に成り得るんじゃないでしょうか。

試合に勝つために作戦を短期的長期的に立てる以外にも、選手のメンタルのマネジメントもしなければならない、野球の監督ってタイヘンです。

他のスポーツの監督がヘッドコーチと呼ばれるのに、野球の監督だけマネージャーと呼ばれるのとも関連してる話だと思います。

監督はユニホームを着なくてもいい

そんなわけで野球の監督はユニホームを着ているわけです。

しかし、実は「監督はユニフォームを着るべし」というルールはありません。「公認野球規則」では選手は統一されたユニフォームを着なければならないとありますが、監督の服装については書かれていません。

ユニホームを着なかったコニー・マック監督

ユニフォームを着ないで指揮を執った監督がメジャーリーグにはいます。

それがコニー・マックです。コニー・マックはスーツにネクタイ、ハットというスタイルで監督として指揮を執りました。

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(画像掲載元:コニー・マック - Wikipedia

50年以上監督をしてリーグ優勝すること9回、ワールドチャンピオンになること5回という名監督ですが、その長い監督歴で一度も退場処分を受けたことがないことでも知られています。その見た目どおりの紳士ですね。

また、コニー・マックは1934年には日米野球のメジャーリーグ選抜チームの監督として来日し、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグらを率いて日本各地で試合をしました。

最後に

やっぱりちょっと野球の監督って他のスポーツの監督とはちょっと違うんだと思います。より選手とフィールドに近い必要があるというか。

だからやっぱりユニホームを着てるほうがしっくりくるんだなぁ。いや、見慣れてるだけかも知れんけど。