2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。
漫画『風雲児たち』のおかげでこの時代にも興味がありつつやっぱり文化ばっかりでのめり込むほどではなかったぼくですが、かなり夢中になって視聴しています。
おそらく、表の蔦屋重三郎だけでなく田沼政治から寛政の改革の権力争いが裏テーマだと思うんですが、表も裏もこれからの展開が非常に楽しみです。
気になるキャスト小芝風花
さて、大河ドラマを観るというと、『麒麟がくる』の信長の染谷将太さん、『鎌倉殿の十三人』の畠山重忠の中川大志さんといった、それまではノーマークだったのになんだか気になるキャストが出てきたりします。
ここまで『べらぼう』を見てきて、結局今回もそんな俳優さんが現われました。
それが、花の井(五代目瀬川)を演じる小芝風花さん。
(画像掲載元:https://x.com/berabou_nhk/status/1889630637944087032)
五代目瀬川はなかなか激動の人生を送った人物ですが、前半生が謎だったので幼馴染という設定で、蔦重に助言したりよりどころとなったり、劇中ではかなり素敵なキャラクタとなっています。
そんな人物を演じる小芝風花さんが、今かなり気になっているというわけです。
花魁を演じきれるのはスゴい
普通に思うんですが、聡明で見目麗しい吉原屈指の名妓だった五代目瀬川ですが、それだけに演じるのはかなり難しいでしょう。
その辺の端っこの店の遊女ならその辺の娘っぽくていいんでしょうけど、五代目瀬川といった高級遊女となると教養があって気遣いが出来て品もあったでしょう。つまり、人物として完璧。そうじゃないと花魁など務まりません。それでしかも遊女であるという矛盾性も兼ね備えています。
だから、花魁を演じるのは難しいと思います。しらんけど。
しかし小芝風花さん、これを完璧にこなしてます。
なんというか声の出し方がいいんですよね。喉を絞ってひねり出すような、それでいてよく通る声で「ありんす」とか言ってます。
あと、表情とかも作るのがウマい。花魁の憂いってやっぱり人生経験が乏しいと表現するのが難しいと思うんですけど、そうとう勉強して練習して演じてるような気がします。
その仕事に向き合う姿勢、嫌いじゃない。
すごいぞ小芝風花!
最後に
というわけで、今まで「ああそんな女優さんいるよな」くらいにしか思ってなくて出演してる作品なんて全然しらないぼくですけど、小芝さんの演技には唸りまくりですし、これからちょっとウォッチしていきたいと思います。