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プレイステーションの隠れた名作『Blaze&Blade(ブレイズ&ブレイド)』を語る

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突然のミニPS『プレイステーション クラシック』発売のアナウンスで色めきたって書いた記事。

この記事で、ぼくは「一番復刻してほしいプレステのゲーム」として『ファルカタ』を挙げました。

しかし、もうひとつ思い出したんです!

プレステでサルのように遊んでたけどイマイチ知名度がないゲームを!もしかしたらプレステで一番遊んだ時間が長かったかも知れないゲームを!

それが、『Blaze&Blade(ブレイズ&ブレイド)』です。

知ってます?

『Blaze&Blade(ブレイズ&ブレイド)』とは

Blaze&Blade ~Eternal Quest~

『ブレイズ&ブレイド』は、1998年にT&Eソフトがプレイステーション用に発売しました。1998年1月に第1作『エターナルクエスト』、9月にシナリオ集とも言うべき第2作目の『バスターズ』が発売されています。

ジャンルはアクションRPGですが、4人まで同時にプレイできるのが特徴的でした。

冒険に出てモンスターを倒しレベルを上げてレアアイテムをゲット、というサイクルを繰り返しハックアンドスラッシュをひたすら楽しめる、その筋の人にとっては鼻血が出そうな良ゲーですよ。

ただし、ストーリーはハッキリ言って陳腐です。簡単に言うと、「お宝を求めて集まった冒険者が古代遺跡にお宝を探しに行く」ってだけ。まぁ、RPGなんてそれでいいんですしね!

『Blaze&Blade(ブレイズ&ブレイド)』の楽しさ

キャラメイクが楽しい

『ブレイズ&ブレイド』の楽しさの半分は、キャラメイクにあると言っていいかもしれません。『ウィザードリィ』のキャラメイクで燃えた人でも満足するデキです。

キャラの作りかたはこうです。

まずクラスを8種類の中から選び、性別を選択します。そして髪や服の色を決めて、キャラの口調を8種類から選ぶとともに男性口調、女性口調も選びます(男性キャラで女性口調とかもOK)。その次に守護属性を8種類から選択。

ジックリとここまで作り上げたら次に能力値ボーナスを算出しますが、1~6の数字が書かれたカードを3枚引いて出た数の合計に15を足した数が能力値ボーナスとなります。これを各ステータスに割り振るわけですね。

ここで、3枚の数が全て同じだった場合、「エクストラボーナス」が発生し、もう3枚カードを引くことができるようになります。3枚同じ数が出る限り何回でも「エクストラボーナス」を得ることができるので、多くのプレイヤーはここで時間をとられました。能力値ボーナスは多ければ多いほどいいですからね。

「エクストラボーナス」を狙って何回もやり直してると、ひとりのキャラクタを作るのに丸一日とか平気でかかりますが、『ウィザードリィ』のキャラメイクを一週間丸々やってたぼくとしては割と普通でしたね。

マルチプレイが楽しい

『ブレイズ&ブレイド』は最大4人までのマルチプレイが可能です。ネットを使ってやるわけではありません。みんなでキャラを持ち寄って集まり、その場でワイワイとやるのです。

これがむっちゃくちゃ楽しいです。

フィールドの仕掛けなどもマルチプレイ前提で作られているので、みんなで手段を考えて協力して遺跡の奥に進んだり、見つけたお宝の争奪をしたり(このゲームはアイテムは拾うのみ、さらに他のプレイヤーに渡すには売りつけないとならない)するのが、良いんです。

「あっちに行こうや」「そのアイテムは俺によこせ」「あー!回復してくれ回復!」とか実際にしゃべりながらできるRPGって、今もそんなにないですもんね。

当時はTRPGをデジタルゲーム化したような感覚でしたが、今となってはこれは要するにMMORPGの楽しみ、と言っていいんでしょう。でも知らない人とのチャットより気の合う仲間との実際の会話のほうが数段面白いですよ。

実況動画発見

とまぁダラダラと書いててもよくわからんでしょうから、ちょうどいい動画を探してみたら、実況動画を発見したので貼っておきますね。

雰囲気は伝わるかと思います。

うわぁ懐かしい…。超遊びたい…。

最後に

というわけで、プレイステーションの隠れた名作『Blaze&Blade(ブレイズ&ブレイド)』のご紹介でした。

まぁ、持てるアイテム数が絶望的に少ない(トレジャーハントが目的のゲームで割と致命的では?)とか、メモリーカードを食うとか、ハッキリ言って欠点を探せばいくらでもある作り込みが粗いゲームではありますけども、のちのネットゲームを先取りした意欲作で実際に面白いので、機会があれば是非遊んでみてください。