実は今、ぼくの両足は包帯グルグル巻きです。
片足じゃあありません。両足です。
ホラ。
この包帯を取ると、腫れて肌がただれて膿とか汁とかがでている驚愕の足が出てきます。あとで見せてあげる。
ヒドくなりすぎて、歩行も困難です。
原因は「薬疹(やくしん)」。コイツから始まった。いや、その薬疹にも原因があるんですけども。
というわけで、なぜこういうことになったのか、薬疹って何なのかをご説明したいと思います。
始まりは胃潰瘍
以前、ぼくが胃潰瘍を発症してしまったことは書きました。
これにより、ぼくは胃酸を抑える薬と胃の痛みを止める薬を飲みまくることになるんですが、結果としてはこれが悪夢のスタートだったのです。
謎の発疹
これと時期を同じくして(あとで気付くんですが、時期がいっしょ)、ぼくの身体に謎の発疹が出るようになりました。
元々、ストレスで蕁麻疹は出るタイプの人間だったので、今回もまたそれかな?と思ったんですけど、どうもストレスレスな日でも出てくる。
これがまぁ、ベラボーにかゆい。かゆいかゆいかゆい!眠れないほどかゆい!
しかも、なかなかなくならない。それどころか、ちょっとずつ増えている…。なんだこれは…。
この時点で疑ったのは「とびひ」でした。子供らがちっさいときになって割とドタバタしちゃうやつ。これも、痒いとこを掻いた手で他のとこ掻いちゃうとあっという間に広がっちゃいますからね。
グズグズの足首
どんどん広がる発疹。それと同時に、あちらこちらに広いすり傷みたいなやつが出来てきました。あとから知ったんですが、これは広がった発疹なんですけどこの時点ではスリ傷にしか見えなかった。
これがいつまで経っても乾かない。ずっとグズグズして汁や膿を出している。特に右足首の甲側にできたやつがエゲツない。なんか靴下の境目で靴のベロやズボンの裾が常にコスコスしちゃってどんどんひどくなっていく。
なにこれヤバ。
ここでネット登場。遅かったけどなんだこれって調べた。そしたら出てきたワード「薬疹」。
薬疹とは
「薬疹」というのは、薬を内服したり注射したりして生じる発疹のことです。
つまりは、副作用。アレルギー性発疹ですね。
薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に生ずるアレルギー性薬疹です。ふつう薬疹といった場合には、このアレルギー性薬疹を指し、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人(これを薬に感作された状態と呼びます)にのみ生じます。通常、薬に反応するこのような細胞や抗体が出来るのには内服を始めて1~2週間程かかるので、そこで初めて発症すると考えられています。
「これか…」と思い胃潰瘍のクリニックに行ってみたら、先生ったら「あらー出ちゃったかー」とか言って。
出ちゃったかーじゃないっつーの。
どうやら、胃酸を抑える薬は強いものが多く、それが原因だろうとのこと。その薬の投与は一旦ヤメにして、次の段階のピロリ菌洗浄は先延ばしにし、とりあえず薬疹を治すことを優先することとなりました。
全然よくならない。それどころか…
ところがこれが、全然良くならない。いや、他の部位はだんだん良くなってきたんですが、右足の膝から下、足首がグズグズしてるほうはどんどん悪化、それどころかどんどん腫れあがってパンパンに。考えるに、靴のベロやズボンの裾で擦りまくって化膿したとしか思えない。
これが、普段は大丈夫だけど座った状態から立ったり、歩いてて急に止まったりしたときにズーンと痛む。滅茶苦茶痛い。
どうしたもんか。もう一度クリニックに行き「うわーヒドいねぇ」(なんだこの先生)と言われ、とりあえず強い塗り薬を貰って「これでもヒドくなるようなら皮膚科を紹介するね」と言われました。
それから1週間、変わらずパンパン。またまた1週間。なんか左足のほうも腫れてきた。ついには右足と同じようにパンパンに。
そして痛みは両足に。
アカン。歩けん。同じ距離歩くのに普段の5倍くらいかかる。傍目にはもはやおじいちゃん。
総合病院の皮膚科へ
「いかん…仕事…」
このままだと仕事ができん。収入がなくなる。
一家離散。ブルっと震えたぼくはまたまたクリニックに行き「とっとと皮膚科を紹介しろ」と叫ぶや否や紹介状をゲットし、その紹介先の総合病院の皮膚科に向かいました(これまたスムーズにいかず「今日は無理」だのなんだの言われたが、なんとか)。
そしてやっぱり重度の薬疹を診断され、両足を洗ってワセリンになんかまぜたやつをぱっぷりと全身に塗り、太もも部分から皮膚の検体を切り取られ、両ふくらはぎは包帯でグルグル巻きにされた次第。
冒頭の写真はそれを帰宅後にとったものです。
これで一安心…とはいかず、今度また抜糸にいかなきゃならないし、その前に経過を見せにいくんですが、そのときにもしかしたら入院という判断も下されるらしいです。
きっついなぁ。入院してるヒマなんかないのに…。でも今のままじゃ仕事もままならぬ…。
あ、まぁ皮膚科の先生が若くてきれいなお姉さんだったところは良かったです。きれいなのにチャキチャキ話すところもなんかよかった。
「あー、これ大変だったねぇ!痛かったねぇ!頑張ったねぇ!」とか言われて、若い生意気な姉ちゃんにそんな口を叩かれた日にゃ普段なら「年上だぞコノヤロウ」と思うのに「ああ、まぁ、ヘヘ…」とかなってました。なんやそれ。
グロ注意
というわけでここで、足がどうなってるか、写真をお見せしましょうか。ていうか、自分の記録のために掲載しておきたいのです。
前述したように、腫れて肌がただれて膿や汁がたれてるのでハッキリ言ってグロいので、見たくない人はここでバイバイ。あとは意味のないまとめで終わるのでそれでいいですよ。
見たい人だけ先へ進んでくださいね。
カウントダウンします。
5
…
4
…
3
…
2
…
1
…
…
…
では、どうぞ!(知らんで!)
うへぇぇぇぇぇぇ!グロっ!!!
これが、両足です。
こんなん歩けるかボケェ!
最後に
おそらく、もっと早く対応していたらこんなに悪くはならなかったでしょう。
みなさんも、飲んだことない薬を飲むことになって、飲んで体に謎の発疹が出たらとっとと治療を開始したほうがいいですよ。早めに対処して雑菌が入らないようにさえしてたらこんなことになりませんから。
それにしても、仕事…どうしよう…。