会社の中ではパソコンマスターという立場なぼくです。
なんせパソコンなんか触ったことないというやつばっかりな職場ですからブラインドタッチするだけで「おおおー」と言われるレベルです。エクセルでセルに計算式を仕込んでたらみんなビックリしやがる。
まぁ、本当にいじれる程度なんですが、エクセルを覚えたのは完全に独学でしたねぇ。とにかくいじり倒して覚えました。
イルカのカイル
ところで、みなさんは「エクセルのイルカ」を覚えているでしょうか。名前は「カイル」って言うんですけど。
こいつです。
カイルは、エクセル97や2000に登場した「オフィスアシスタント」という機能で、右下に表示され、質問を入力すると答えてくれるキュートなイルカちゃんです。
ヘルプ機能を使いやすくする目的で生み出され、会話をする感覚で「文字を赤くしたい」とか入力すると答えてくれる、画期的なヘルプでした。
作業している右下でいきなり「キュキュキュ!」と鳴いたり、カイルがいるおかげで殺伐とした仕事中もホッコリできるって算段です。
2000になるとこのオフィスアシスタントもいろいろ選択できるようになっていて、やっぱりぼくは「冴子先生」が一番好きでしたね。
邪魔なカイル
ところが、ぼくが独学でエクセルを習得するにあたって、このヘルプのカイルを使ってたかというと、まったく使ってませんでした。
最初こそ質問を入れてみたりしたものの、質問の仕方が悪いと「質問の意味がわかりません」とか言われたり、作業してるのにあくびしたり居眠りしたりしやがる姿が仕事のイライラを増幅したりするので、ただただ邪魔になったのです。大体、カイルがそういう動きをするたびに処理が重くなるし。
これはみんなそう思っていたようで、カイルが一番質問されたのが「お前を消す方法」だって話もあるくらい。
あまりの不人気ぶりに、次のオフィスXPのときには標準ではいなくなってしまい、マイクロソフトからは「オフィスアシスタントに休職を宣告した」なんてネタにされてました。
まぁそんなカンジなんで、当時はエクセル開いたらまずはカイルを右クリックして強制退場させてましたね。
最後に
こんなふうに、ぼくはとにかくムカムカイライラするので使ってませんでしたけど、もしかしたらカイルは「まぁまぁそうカリカリイライラしなさんな。ちょっと私は遊びましょうや」と余裕を取り戻せるように気を使ってくれてたのかもしれませんね。そんなわきゃない。
みなさんはどうですか、使ってましたか、オフィスアシスタントのカイル。