先日、次男が中学校の社会科見学だか体験学習だか遠足だかで浅草界隈にいってまして、お土産に「舟和」というお店の芋ようかんを買ってきてくれたんです。
なんか調べてみたら有名なお店らしくて「芋ようかんと言えば舟和!」といって差し支えないほどの名店みたい。
ほほー、と思ったんですけど、実はぼく、芋ようかんが得意ではありませんでした。そんなに好んで食べたことない。だって芋ようかんってなんかウソっぽい芋の味しかしないじゃない?
「舟和」の芋ようかん
まずは、「舟和」と「舟和の芋ようかん」について、舟和さんのホームページから探っていきます。
浅草寿町で、芋問屋を営んでいた創業者小林和助が、同じく浅草の和菓子職人だった石川定吉さんと共に、当時は高価で庶民の口に入らなかった煉ようかんの代わりに、身近なさつま芋を使い、芋の研究から始まって、蒸し方や、砂糖の量など研鑽し、完成したのが芋ようかんです。
おお、何や!創業者コバヤシさんやん!そして、芋ようかんは、庶民のために開発されたそうな。庶民の味方、コバヤシさん(とイシカワさん)。
(画像引用元:舟和の歴史 | 株式会社舟和本店 公式ホームページ)
へー。てことはもしかして芋ようかんの元祖?と思って調べてみると、Wikipediaの芋羊羹のページによると、元祖らしい。そして、芋ようかんといえば、足利の「舟定」も有名ですが、なんと石川定吉さんが足利に移り住んで開いたお店らしい。
へー!舟和と舟定って繋がりあったのか!面白い!
ちなみに、みつ豆も舟和さんが元祖らしい。すごいな、コバヤシさん。
「舟和」の芋ようかんを食す
さて、次男が買ってきてくれたのは5本入りのやつ。ウチ家族5人ですから、ひとり1本換算ですね。
気を使ってくれたのは嬉しいけど、上記のようにぼくは芋ようかんが好きではない。
しかし、せっかくお土産として次男がお小遣いから買ってきてくれたものですから食べないわけにはいきません。
仕方なく1本いただきます。パクっ「うまっ!!!」
もう大げさではなく、一口噛んだ瞬間思わず「うまっ!!!」って言うほどむっちゃウマかった。これはうまいわ。ヤバいわ。
「でもさ……、これ、芋やん?」
そうなんです。
きっとあまりにもいいサツマイモを使ってるから、ホンマモンの芋の味がするんです。ヤバいわちょっと調べよう。
ウマい芋ようかん!
芋 そのまんまの、やわらかい味。短い日持ちは本物の証。
芋ようかんは、原材料の甘藷を一本一本手で皮をむき、着色料・保存料・香料は一切使わず、甘藷と砂糖と少量の食塩で造りあげています。甘さをおさえ、素材がもつ素朴で自然な風味をそのまま生かしております。
芋ようかんの風味の良さと口あたりの良さにより、お子様から、ご年輩の方々まで、幅広く好まれているのが特長です。
やっぱり。
一流のコバヤシさんが作る一流の芋ようかんは違うわ!ウマいわ!ホンマに!
ちなみに和菓子がキライな長男も、本来芋ようかんを食べないはずのぼくがウマいウマい言いながら食べてるから「じゃあ俺も食べてみる」とか言い出し、やっぱりウマいウマい言いながら食べてました。
最後に
これね、もう絶対オススメです。創業者と同じ名字のぼくが自信をもってオススメできる芋ようかんです。機会があったら是非是非是非是非食べてみて!
ああ、写真を撮ってないのが惜しい。だってこんなにウマくって記事にするなんて思ってなかったんですもん。ブロガー失格。
ではまた。