2024年5月24日、『第54回NHK上方漫才コンテスト』の本選が行われ、フースーヤが優勝したそうです。
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フースーヤが!?
(画像掲載元:フースーヤ プロフィール|吉本興業株式会社)
フースーヤ上方漫才コンテストを制す
ちなみに、『NHK上方漫才コンテスト』は関西を拠点に活動する(あるいはしていた)結成10年未満の芸人が対象のコンテストで、漫才コンテストという割にはネタは漫才・コント・ピン芸を問いません。
大阪生まれで今埼玉に住んでいるぼくの感覚では、関西ではかなり知名度があるけどその他の地域ではサッパリ知られていない大会ですね。しかし、由緒正しき大会です。
そんな由緒正しき大会『上方漫才コンテスト』の本選ではAブロックBブロックそれぞれ4組計8組がネタを披露しました。
Aブロックはくわがた心、清川雄司、ラビットラ、フースーヤの4組。
Bブロックはたくろう、THIS IS パン、マーメイド、シモリュウの4組。
で、優勝したのがフースーヤです。
フースーヤが?と情報を確認してみました。
ホントだ。優勝している。あの、フースーヤが。
披露したネタは、いつものあのスタイル。あれを貫き通して頂点か。ついに、時代が、追いついた。
ハチャメチャなネタが受け入れられ出している
フースーヤと言えば、オーソドックスな設定なのにギャグやリズムネタを強引にねじ込み、強引にねじ込んだらただただそれを連呼するだけの無茶苦茶ながら唯一無二のネタですよね。なんというか、比較対象がない。それゆえに、賞レースでは割と不利だったりすると思います。
なので、それでもそのネタをそのままやって優勝したってのは価値があることだと思います。相当面白いということです。
しかし、こういう「よくわからん」のが評価されるようになっているのも事実です。フースーヤだって昨年のM-1の敗者復活でも爆笑をかっさらってたけども、それまでは準決勝にすらいきつくとは思われてませんでした。先日の『THE SECOND』のななまがりだってそうです。ああいうワケわからんネタが受け入れられるようになったのは、やっぱM-1でマヂカルラブリーが優勝してからだと思います。「あ、こういうので笑っていいんだ」ってみんなが分かった。それから徐々に受け入れられていった。その先に、フースーヤのNHK上方漫才コンテスト優勝があったんじゃないでしょうか。
これから、この流れは加速しそうですし、フースーヤの活躍の場はどんどん広がるような気がします。
最後に
とはいえ、「上方漫才コンテスト優勝」のステータスって、東京のテレビに出るには何の効果もないんですよね。昨年のスナフキンズ、その前に天才ピアニストを見てもわかるとおり。その前のビスケットブラザーズはキングオブコントの効果だし。
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まぁ、フースーヤ頑張って!そして、おめでとうございます!