もうしつこいくらいに書いてますのでご存知だとは思いますが、ぼくは中学生高校生の頃、PC-8801markⅡSRというパソコンでゲームばっかりしてました。
あぁ、楽しかったなぁ。あの頃に戻りたいなぁ。
どうやってゲームを調達してた?
ここで皆さん疑問に思ってた方も多いかと思います。
そんなにたくさんのゲームをどうやって手に入れてたんだ?
もちろん、これは!というゲームは買ってました。やっぱり、新しくリリースされたゲームを買うという行為はウキウキワクワクドキドキで楽しい行為ですからね。
でも、少ない中学生のお小遣いで遊びたいゲームを全て購入することは不可能です。
そこでどうしていたかというと、ぼくらはレンタル屋さんに走ったのです。
貸しソフト屋
当時は、恐ろしいことにパソコンゲームソフトを貸してくれる「貸しソフト屋」なるものがあちこちにありました。
そこで、確か1000円前後(うろおぼえ)でゲームを借りれたのです。 安くゲームで遊べるので重宝しましたね。
あれちょっとマッテ、借りるだけだったら遊ぶのが長いRPGとかシミュレーションとかどうするん?って思った人、するどいです。
確かに、『大戦略』なんかコンピュータの番になってちょうど晩飯の時間でメシ食って風呂入って歯磨いてパソコンの前に座ったらまだコンピュータが考えていた、なんてことは当たり前の時代でしたから、とてもじゃないけどレンタル期間で遊びきることは不可能でした。
そこにはある秘密があったのです。
一緒にあるモノを借りる
ぼくらは、ゲームソフトを借りるときに一緒にあるモノも借りていたのです。
それはズバリ、プロテクト外しコピーソフト、です。
つまり、ゲーム会社が防衛のために施したプロテクトを解除し、複製を作るためのソフトです。
はい、真っ黒です。アウトー!
でも当時はゲームの著作権に対して法整備もなされていず、大らかでしたよね(褒めてない)。
メーカーはプロテクトを施し、ユーザーはプロテクトを外す、なんてイタチごっこが繰り返されていた時代です。真っ黒です。
協力体制
そういうコピーソフトがあるということは、それをひとつとゲームを数点借りていけば、すぐに10本くらいのゲームが手に入ります。
それでも足りない足りないといっていたぼくらは、8801仲間と協力体制をしいていました。
ひとりだけコピーソフト込みで借りてきて、ほかのヤツはゲームのみを借りる。もちろん借りるゲームソフトは手分けをする。
これでお小遣い日には多くのゲームソフトが手に入ったわけです。
はい、アウトー!
パソコン屋として大成したあのお店も…
今になって考えると、とんでもない時代です。
その後、コピープロテクトの技術が発達したりアナログになったりしてプロテクトを突破できるプログラムが出てこなくなっちゃってから、こういったコピーなんてことは段々と出来なくなってきました。
それと同時に「貸しソフト屋」という謎の商売は無くなってしまったのです。
ていうか、今はビックカメラの傘下に入っちゃいましたが、かつては秋葉原でブイブイ言わせていたソフ○ップだって、かつては貸ソフト屋として……おや?誰か来たようだ。