みんな胃カメラやったことある?ぼくはないです。
今まで避けてたわけじゃないけどすすんでやりたいもんじゃなし、機会もなかったカンジです。大体カメラを体内に入れるってどういうことやねん。
ところが、このたび胃カメラに挑戦することになりました。なってしまいました。
特別待遇で人間ドック
ウチの会社、毎年健康診断やってるんですけども、今年はぼくらのような兵隊は健康診断、上の連中は人間ドックやれということになったらしい。「ケチなだけが取り柄なのに珍しい」と思ってたらどうやら上のひとりがガンを患ったとか。それで兵隊は切り捨てればいいけど上はそうはいかんと思ったんでしょう。
ま、そんな経緯はどうでもいい。
それで、ぼくの直属の上司で一番仲がいい人が「コバヤシくんも年が年だから人間ドックにする?」とか言ってきてくれたんですよね。
ぼくとしてはそろそろ色々気にしなきゃいけないのは分かってるんですが、非常にめんどくさいしちょっとイヤだし断ろうかと思って「ははぁ。人間ドック。ははぁ。まあねえ」なんて言ってたら「どうせ会社がカネ出すしコバヤシくんもう50になるじゃんやらないよりやったほうがいいでしょ会社がカネ出すんだから年が年だし心配でしょ自分はよくても家族どうすんの会社がカネ出すんだから」といきなりまくしたててきたのでそれもめんどくさくなり「じゃあ」と返事してしまった。
実を言うと「まぁ社長もケチだから、だめだコバヤシは普通の健康診断でいいもったいないと思うだろう」と計算してたんですが、これがなんとOKでちゃった。余計なときだけ聞く耳持つなっつーのケチのくせに。
というわけで人間ドックを受けることになり、胃カメラを飲むことになったのです。
人間ドックとは
ていうか、人間ドックってそもそも何なのよ。よく考えたらよく知りません。何やら健康診断の豪華版、みたいなイメージではありますが。
調べてみると、健康診断は健康状態を診断して病気の兆候がないかを調べるもので、人間ドックはより詳しく調べて病気の早期発見が目的、というものらしいです。
早期発見が目的?もう病気になってる前提?と思わなくもないですが、とくにぼくはタバコも酒もバカスカな人間なので、50歳も間近になってどこかに支障がないほうがおかしいと思うほうが自然です。これは人間ドックを受けるべきでしょう。ぼくひとりなら病気になっても何もしなくていいと言えますが、家族がいるとそうはいかない。なるべく早く見つけて退治するに越したことはないのです。
で、人間ドックは検査項目が50~100で、肺機能検査、胸部・腹部CT検査、腹部超音波検査、腫瘍マーカー、胃カメラ、マンモグラフィも有りという豪華ラインナップで「絶対病気を見つけてやる!」という意気込みを感じます。
とにかく、オッサンは人間ドック!これ当たり前です。
胃カメラが不安
さて、人間ドックでのメインイベント、胃カメラですが、これイヤですよねぇ、何となく。
ウチの会社の事務さんにバリウムとどっちにするか聞かれたんですけども、バリウムまずいしそれで陰とか出た日には結局胃カメラを飲むことになるので、だったら最初から胃カメラでいいやってカンジです。
そして、しぶしぶ胃カメラを承認したのに、矢継ぎ早に「口から入れるか鼻から入れるか」と次に聞かれました。
「鼻から?なにそれ!口からだけじゃないんだー!なんか鼻からは痛そうだし口からで!」と言ったら「口から入れるのは大人気でいつ予約が取れるかわからないし日程の指定もできないから鼻からにして」とか言われました。じゃあ最初から聞くなよ。しかし言うことにゃ鼻からのほうが苦しくないらしい。ホントですか。じゃあ安心です。
しかし、こうやって胃カメラを飲むことが決まったわけですが、正直不安しかありません。ていうか、カメラを飲むなんて正気の沙汰ではない。誰だ身体の中撮影するならカメラ飲ませちゃえ!とか最初に考えたヤツは!
その不安の原因はふたつあって、ひとつはそのまんまカメラを飲むということ。オエってなるだろうし痛そうだし苦しそう。ちょっと調べてみたら「唾液とか胃液とか出てきてもそのまま垂れ流せ飲み込むな」とか書かれてて「マジかよ」とかなってます。
そしてふたつ目の不安は、何か見つかるんじゃないかということ。何度か書いてますけども、そもそもウチはガン家系だし、それでいてぼくもひとつも気をつけて生きてませんから、先ほども書いたようにもはや何もないほうがあり得ないくらいです。しかし、いざそれを見ろと言われたら、やっぱりちょっと怖いですよね、正直言って。
いやだなぁ、胃カメラって!
最後に
人間ドックまではまだ1ヵ月ほどありますが、なんかそれまではテンション上がりませんわー。まぁ、受けるに越したことはないからカミさんは喜んでるくらいなんですけど。何喜んでんねん何か出たらどないすんねんといったカンジですが、もうここまで来たらジタバタしてもしょうがないですね。タダだし。
腹黒がバレたらどうしよう…。