埼玉西武ライオンズ、もう大変です。
先週は全敗、気持ちを切り替えて臨んだのです、2024年6月11日は。それでも、負けちゃった。
今季ワーストタイの8連敗。2ヵ月連続の8連敗は球団初。12球団で40敗一番乗り。借金は22。交流戦負け越し決定。もうボロボロで、ファンも息絶え絶えです。
しかし、その今季を象徴するような試合を、ぼくは忘れないでしょう。
9回裏の攻撃
それは、9回裏ライオンズ最後の攻撃のときでした。
この日はスタンドで地元の花咲徳栄高校の吹奏楽部がコラボ応援に来ていたんですが、ここまでチャンスはなく、ライオンズ名物の超カッコいいチャンステーマ4を吹奏楽部に演奏させてあげることができていなかったのです。
「ああ、せっかく花咲徳栄の吹奏楽部の演奏なのに、今日はチャンテ4なしか」とかどんよりしてたら9回裏の攻撃が始まったらなんとチャンテ4のイントロが。
自発的なのか、球団や応援団の要望か、なぜかはわかりませんがチャンテ4が流れたのです。
よっしゃ逆転じゃ~!
ドームのボルテージもやっと上がってきた中、3番栗山4番中村は凡打。しかしこの2人は責められない。40歳なのにクリーンナップをはって孤軍奮闘してくれている大ベテランを誰が責められましょうや。
次、5番陽川。今日は内容はいい。出ろ!出てくれ!そしたら出た!ヒット打った!やった!そして代走高松。
勝負は6番源田。これまでボロボロのチームを背負って黙々と頑張っているキャプテン。しかし、今日のバッティングの内容はあまり良くない。
カウントが整うと高松がスチール。ここで盗塁の勝負に出られるのは悪くない。しかし、源田の結果はファーストゴロでした。
負けです。源田の執念のヘッドスライディングも実りませんでした。
源田と今井の涙
そのあとです。
源田選手が、立てません。
(画像掲載元:光見えぬ西武 悲壮ラストシーンにファン涙 へッスラ源田が立ち上がれず…好投今井は涙ぬぐい駆け寄る「もうつらすぎる」 - ライブドアニュース)
そして、この源田選手に駆け寄ったのが、この日好投を続けたのにまたしても勝利をゲットできなかった今井投手。
2人、泣いてました。
ずっとチームを背負っている2人が、泣いている。
この2人を見て、ハッキリ言って“不甲斐ない”若手野手陣が何を思ったか、これからの埼玉西武ライオンズはそこにかかってくると思います。
奮起せよ!
最後に
もうここまで来たら勝ちにはそんなに意味はありませんハッキリ言って。だからこそ、どう戦っていくのかが非常に大事です。
この試合が、その転機にならんことを。そして、数年後に「あんなこともあったなぁ」と源田壮亮と今井達也が笑えることを祈って。
ていうかマジで若手野手陣、奮起せよ!