2018年11月にからずっと東京拘置所で身柄を拘束されていた日産の前会長のカルロス・ゴーン被告が2019年3月6日、保釈されました。
保釈金10億ですって。すげー。
それにしても、保釈の際のゴーン被告の行動とカッコは、ぼくは仕事が休みでリアルタイムで見ていたんですけど、「???」ってなっちゃうものでした。
カルロス・ゴーン保釈の瞬間
東京拘置所では報道陣がワンサカいたわけですが、そんな中カルロス・ゴーン被告は青い帽子にオレンジの反射ベストを着てマスクで顔を隠し出てきました。要は変装していたんですけど、顔隠してもその太い眉毛と鋭い目つきでわかっちゃうカンジでしたね。
(画像:作業員姿で拘置所を後に ゴーン被告保釈 - YouTube)
そして乗り込んだのはスズキの軽ワゴン。ぼくらのような底辺のリフォーム屋が乗るようなやつでした。
保釈手続きをしていた弁護人が用意した黒塗りの車は残ったままで、みんなゴーン被告はそっちに乗ると思ってたから「あれ?」ってザワついたみたいですね。
とにかく、保釈されて変装して去っていく人なんて、今まで見たことない。
保釈時のカルロス・ゴーンの気持ちを考えてみる
ぼくは個人的にはゴーンさんが堂々と出てきて「お騒がせしてすまない。でも別に自分は悪くない」くらいのことを言うと思ってたので、なんだかコソコソ行っちゃってちょっとビックリしました。そして、結構そう思っている人は多いんじゃないでしょうか。
うしろめたいから変装したのか
この変装逃亡劇を見て、ネットでは「何かうしろめたいことがあるから変装したんじゃないか」とか「これでクロ確定」みたいな意見も散見されますけど、実際どうなんでしょうかね。
ぼくは、逆にうしろめたいことがあるなら、変装なんかしないと思うんですよね。実際にゴーン被告が悪さをしてたならば、こんな悪手はないでしょう。「やらかしたからコソコソします。疑ってください」って言ってるようなモンですから。ぼくが弁護人なら絶対にさせない。
そうやって考えると、「本当にやらかしたから変装した」と言えるのは、ゴーン被告と弁護人がダブルでボンクラの場合のみだと思うし、それは無いんじゃないかと。
恥ずかしがるカルロス・ゴーン
じゃあ何でカルロス・ゴーン被告は変装したのか、って考えると、もしかしたらゴーンさん、恥ずかしかったんじゃないかなぁと思うんです。照れ隠しでやった。
なんせ、スゴい報道陣だし、ルノーつながりで世界中から注目されちゃってるようだし。
「ちょwwwあんなに人いるやんwwwカンベンしてくれや恥ずかしいわ!せや!スズキの軽ワゴン用意してや。なんか職人が乗り回してるようなやつ。スズキのがええわ!そしたらみんなそっちに注目するんちゃう?ゴーンがスズキかよ!とかゴーンが軽ワゴンかよ!とか。せや!それに合わせて作業着も着ようや!なんやそれwwwコントやんけwww」
あれ?なんか全然恥ずかしがってない…。
でもまぁ、本気で変装して報道陣を撒こうとしてるなら、アレは無いもの。
最後に
ぼくは、カルロス・ゴーンという人がどんな人なのかは知りませんし、実際に法で裁かれるようなことをしたのかも知りませんから、これはぼくの想像でしかありませんけども(当たり前)。
逆に大真面目に変装してなんとか逃げようとしたなら、それはそれで面白いですけどね。