ゴルバチョフ元ソ連大統領が亡くなったそうです。
91歳。
ゴルバチョフさんって、割とぼくらの年代には馴染みが深いので、なんだかしんみりしてしまいますね。
ゴルバチョフの功績
ミハイル・ゴルバチョフは、1985年にソ連共産党書記長に就任し、アフガニスタンに軍事介入して以降疲弊していたソ連の政治経済を立て直すためペレストロイカを推し進め、チェルノブイリ原発事故のときには情報公開(グラスノスチ)を進めていきました。
また、外交ではシュワルナゼ外相とともにアメリカと中距離核戦力全廃条約を結んだり、冷戦終結宣言をしたりして、1990年にノーベル平和賞を受賞しています。
国内的にはソ連を弱らせて崩壊させたとして評価は低いそうですが(96年のロシア大統領選には出馬したが得票率は1%にも満たず)、冷戦終了の功績などで外国では高く評価されていた人物です。
ぼくとゴルバチョフ
そんなカンジで、間違いなく世界史に残る政治家だったゴルバチョフさんですが、ぼくらにとってはなんというかなんとなく身近な存在でした。
ゴルバチョフさんがソ連の権力の真ん中に居た時期は、ちょうどぼくらが中学生になってから成人するあたりなんですが、ゴルバチョフさんの功績によって国際ニュースなどでは連日テレビで観るくらい近かったですね。
そこでまず目についたのが頭のアザです。
(画像掲載元:ゴルバチョフ氏死去、91歳 冷戦終結に功績―旧ソ連大統領:時事ドットコム)
中学生だったぼくにとってはなんだかそれはおかしく、「頭に地図」とか言ってクスクスしてたような記憶があります。あんまりいいことじゃないんですけども、その痣のおかげで「ゴルバチョフ書記長」という政治家を覚えたのです。
そしてその名前。名前+書記長という肩書で「ゴルバチョフ書記長」。これが早口言葉の材料になってました。「ゴルバチョフ書記長って3回言って~」とか言って、「ゴルバチョフ書記長ゴルバチョフ書記長ゴルバチョフ書記長!」とかやるんですが、これがなかなか難しい。これってぼくの周りだけなのかなぁ。割とメジャーな早口言葉だと思うんですけど。知らなかった人は、なかなか間違えずに言えないのでやってみてください。
そして、やっぱりゲーム好きとしてはこれ。『ゴルビーのパイプライン大作戦』。
これ、なんでゴルバチョフさんの名前を冠しているのかよく分かりません。パッケージとカセットのラベル、そしてタイトル画面しかゴルバチョフさんは一切出てこないのです。ゲーム中はゴルビーのことは忘れるほど。ゲーム内容はいわゆる落ちものパズル系です。
そんなこんなで、ゴルバチョフさんはぼくら世代にとってはなかなか身近で、街ですれ違ったら「よう!ゴルバチョフ!」と声をかけたいくらいでしたね。
最後に
ゴルバチョフさんの訃報を聞いて思い出すのはしょうもないことばかり。
しかし、ぼくはもう彼の成したことを知っています。まぁ、北方領土はちゃんとして欲しかったという思いはありますが、優れた偉大な政治家だったことは間違いないでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。