2020年8月16日、家族で秩父方面に日帰りで行ってきました。
盆休みといっても子供らは部活やら何やらで忙しく、家族全員がオフの日がその日しかなかったのです。
1日で行けるところ…と考えて導き出した答えが長瀞(ながとろ)と秩父でした。もう埼玉も長い間住んでますけど、行ったことなかったですし。
長瀞ライン下り
朝早く起きてまず向かったのが長瀞。荒川を船に乗って下る「長瀞ライン下り」が有名な埼玉県屈指の観光スポットです。
ライン下りは親鼻橋から岩畳(後述)のAコース3キロ、岩畳から高砂橋のBコース3キロ、両方6キロを下る全コースがあります。
(画像掲載元:コースのご案内 | 長瀞で遊ぶ)
行ったときは新型コロナの影響で、全コースは常にダメだとのこと、そしてAコースBコースも運営側が人数調整で振り分けるのでコースは選べませんでした。で、ぼくらはBコースのみと言われたのでBコースに乗りました。
これがBコース乗り場ですが、ポツンと置いてある台の上の消毒用のアルコールがどことなく寂しい。
だだっ晴れで朝早くからすでに酷暑でしたが、船に乗り川に浮かぶと水は冷たく風は涼しく、そして船頭の兄ちゃんはイケメンで非常に気持ち良かったです。
BコースはAコースより下流ですから、急流という急流はなく、2か所ほど落差がちょっとあるところで水しぶきを浴びる程度です。ポスターなどでよくみる急流スポット「小滝の瀬」はやっぱりAコースらしい。
その代わり、Bコースには「長瀞」の地名の元となった水の流れが穏やかな「長い瀞」がありますね。両側が切り立って迫ってきているような真ん中をトロトロと船に乗って進むのは何とも言えない風情がありました。
でも、次に行くときはAコース乗りたい。
岩畳と秩父赤壁
次に「岩畳(いわだたみ)」をご紹介。
ライン下りAコースの終着点でありBコースの出発点に、岩畳はあります。ていうか、岩畳ありきでそうなったんだろうけども。
で、その岩畳ってなんなのかというと、薄くてパイ生地のようにはがれやすい結晶片岩で出来ている岩が荒川の流れに侵食されてできた河成段丘です。断層の動きで岩石が砕かれて岩盤がむき出しになっているのが特徴です。
その岩畳を、ライン下りが終わって無料バスでスタート地点に戻って来たときに見といたわけです。
何だか普通に観光客多くて、割と「密です!密です!」状態だったので誰も居ない写真を撮るのは大変でしたよ。
そして、侵食されていない対岸は侵食されてないわけですから切り立った崖のようになっております。ついた名前が「秩父赤壁」。あの『三国志』の赤壁からとったんでしょう。気合い入れ過ぎですべってるんじゃないかと思いがちですが、見てみるとなかなかの迫力。
そう言われると、まるで中国の風景のように見えてなかなか良いですな。
とまぁ素晴らしい景色を堪能できる長瀞なんですが、岩畳の上にはこうですよ。
ゴミを置いていくなバカ!
荒川にも定期的にペットボトル流れてくるし、割とガチで興醒めでしたわ。
三峯神社
その後、川遊びができるスポットを探し出し子供らは水着の用意もしてないのに川へダイブ。おいおいお前らいくつだよ、などといいつつ、関東屈指の古社であり今では埼玉随一のパワースポットとしても知られる三峯神社(みつみねじんじゃ)へ向かうことにしました。
といっても山奥で標高1100mの地点なので長瀞からでも車で1時間はかかろうというところです。長男が免許を取ってくれたのは大きいなぁ。ありがたい。
ここも人が多くて多くてあんまり写真撮ってないんですが。
門。
本殿の写真は人が多すぎて加工するのもめんどくさいのでカット。
ひとつ気になったのが、御神木。
パワーがもらえるってんでみんながナデナデして一部がツルツルになってる巨大な木があるんですが、それが新型コロナの影響でナデナデできないようになってしまってました。残念。
左のデッキ新しいでしょう。写真だと届きそうですけど絶対に届きません。
そして三峯神社と言えば日本武尊(ヤマトタケル)像ですよね。この像の周りもパワースポットとして知られています。
逆光!
最後に
というわけで、1日前に長瀞行きを決めて当日に三峯神社に行くことにするとか、かなり突貫で無計画ですが十分楽しめました。帰りも長男が運転してくれて今までとは違う感じになったのも嬉しかった。
来年になると、順調に行けば長男は就職してるし次男は大学生になってるしで、もしかしたらホントに家族でこんな風に無計画にでかけるのは最後かも知れないと思うとちょっとさみしかったりもしましたが、かなり面白かったです。
また家族でどっか行けるといいな。