日曜の夜の楽しみNHK大河ドラマですが、今年2023年の『どうする家康』で62作目となります。62作目!スゴイですね。
その長い歴史を誇るNHK大河ドラマの第1作目、何だったかというと、これが井伊直弼が主役の『花の生涯』です。
この『花の生涯』は1963年の放送で、さすがにぼくも観たことないです。チャンスがあれば見たいと思い続けていたのですが、そのチャンスがやってきましたよ。
NHK大河ドラマ『花の生涯』
『花の生涯』は、1963年4月7日~12月29日に放送され、放送当時は大河ドラマではなく大型時代劇と称していました。
原作は毎日新聞で連載していた舟橋聖一さんの歴史小説『花の生涯』で、主人公は井伊直弼です。
井伊直弼が主人公とは、なかなか攻めてますよね。井伊直弼と言えば今でこそ再評価の機運が高まっていますが、このころは安政の大獄で尊攘派を断罪しまくった悪役というイメージだったはずですからね。なので、その原作を書いた舟橋聖一さんの井伊直弼へのアプローチもすごいし、それをドラマにしようとしたNHKもなかなかのもんです。
『花の生涯』が4Kで甦る
そんな、ぼくが生まれる9年も前の大河ドラマを、見るチャンスがやってきました。
NHKが、日本のテレビ放送70周年に合わせて放送するというのです。しかも、AIでカラー化して。当時の映像は当然モノクロですからね。それを、カラーで見られるという。
スゴい!
(画像掲載元:カラーでよみがえる!大河第1作「花の生涯」 放送のお知らせ - NHK)
こうやって比べると全然変わりますねぇ、当たり前だけど。
ただし、残念なことに放送されるのは第1話と最終話のクライマックス桜田門外の変の一部ということです。まぁ、全部放送しようとなったらそりゃ大変なことになるでしょうから当然ですけど。ていうか、「他の映像はNHKには現存しないとされる」とかWikipediaに書いてありますから、それがホントってことなんでしょうか。
しかしだとしても、当時の大河ドラマをカラーで復活させてくれるのはありがたいとしか言いようがありません。
ありがとうNHK!
最後に
肝心な放送日ですが、2023年2月5日午後4時30分から、NHK総合とBS4Kで放送されますので、チェックを!
当時の大河ドラマを最新技術で楽しみましょう。