コバろぐ

社会人ブロガー頑張る

国土交通省のハザードマップポータルサイトで自然災害の被害を予測しよう

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

★Kindle本は安く買おう→【お買い得】現在進行形のKindleセール情報!【随時更新】


みなさんは、ハザードマップというものをご存知でしょうか。

自治体で公開している、自然災害の被害範囲の予測が描きこまれている地図です。

ぼくは以前不動産売買の仕事をしていて、契約となった場合引渡し前に調査をするのですが、物件の周りの被害予測や被害履歴もその中に入っていて、そのときに役所にいってハザードマップを閲覧したりもらったりしてました(ケチなところは業者にはくれない)。

しかし、実はその仕事をするまでぼくはハザードマップなるものを知りませんでした。もしかしたら知らない人も多いのかもしれませんが、知っておくとイザというときに有用です。なのでみなさんにも是非活用していただきたいので、国交省が公開しているハザードマップポータルサイトをご紹介します。

ハザードマップとは

ハザードマップ、あるいは被害予測地図(ひがいよそくちず)とは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。

ハザードマップを利用することにより、災害発生時に住民などは迅速・的確に避難を行うことができ、また二次災害発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害の低減にあたり非常に有効である。

引用元:ハザードマップ - Wikipedia

河川洪水、地震、火山、土砂崩れ、津波などに対応したものは基本的に各自治体で配布されていると思います。また、最近では自治体のホームページなどからダウンロードが可能になっている場合も多いようです。

2000年の有珠山噴火の際にはハザードマップに従って住民が避難をして人的災害を防いだと注目されました。あるとないとでは大違いですから、一部は手元に持っておくようにしたいですね。

ハザードマップの例

ぼくの住んでいる埼玉県桶川市では、市役所のサイトからハザードマップがPDF方式でダウンロードできるようになっています。

例として挙げておきます。

まず表面。

f:id:gaou2:20180714121824p:plain

洪水関連情報やシンスイシミュレーション、実際の災害時の注意点や日頃の心がけなどが記載されています。

そして裏面。

f:id:gaou2:20180714121944p:plain

裏面が実際の地図です。

桶川市の場合、西に荒川があってそれに向かう用水路があり、東には久喜市との境に元荒川があるので、そのあたりに色がついています。被害が予測されるということです。

気になるのが、平成22年3月と日付があるところ(表面左上)。もう8年も前です。いろんな自治体のハザードマップを見てきましたが、こまめに更新してるところは少ないなぁ、という印象。まぁ、そんなに変化はないんでしょうけども、情報が硬直化しないことを願うばかりです。

国土交通省ハザードマップポータルサイト

で、国土交通省のハザードマップポータルサイト、ですが。

これが自治体のくぎりに関係なくシームレスに地図上に災害予測が表示されるので大変便利です。例えば実家のほうが心配、という場合や、いざ避難するときに避難先の状況を知りたい、という場合に活用できるでしょう。

『国土交通省ハザードマップポータルサイト』には大きく2つの機能があります。

重ねるハザードマップ

「重ねるハザードマップ」では調べたい地域の災害リスクの情報や、地理情報などが表示できますが、複数の情報を文字通り重ねて表示できるので大変便利です。

f:id:gaou2:20180714123518p:plain

これで身近に起こりうるあらゆる自然災害の情報を一度に見ることができます。

情報の中には「通行止めが予測される場所」なんてものもあって、避難経路の選択などにも役立つでしょう。

わがまちハザードマップ

もうひとつの機能、「わがまちハザードマップ」では知りたい市町村を選べばそこの自治体が公開しているハザードマップへのリンクが一度に表示されます。

f:id:gaou2:20180714124242p:plain

複数の市町村から複数のハザードマップにリンクするので、いちいち検索するよりも面倒じゃないしスピーディですね。

最後に

今回の西日本の大雨に限らず、日本は火山、地震大国です。常に災害のことを考えなければいけないのは仕方のないことです。そのときに、何よりも生き残らなければなりません。

そのために、ハザードマップです。

ハザードマップはこれまでの災害履歴をもとにした災害予測がわかるわけですが、役所にいくと実際の災害履歴も教えてくれるはずですから、それと合わせてイザというときのために備えましょう。