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ファミコンの大傑作戦国シミュレーションゲーム『不如帰』をご紹介

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どうも!コバヤシです!

今回は、ファミコンの本格戦国シミュレーションゲーム『不如帰』をご紹介したいと思います。

不如帰 ホトトギス

この『不如帰』とても評価が高い。ファミコンのシミュレーションゲームの最高傑作と呼ぶ人も少なからずいます。

『不如帰』とは

『不如帰』(ほととぎす)は、1988年8月にアイレムから発売されたファミリーコンピュータ用シミュレーションゲーム。開発はタムテックス。制作総指揮は岡野修身。

音楽とプログラミングを除くすべての工程を一人で手がけた[要出典]。 日本の戦国時代を題材にしている。

引用元:不如帰 (ゲーム) - Wikipedia

当時、戦国のシミュレーションゲームと言えば『信長の野望・全国版』であり、それとは違う独自路線の戦国ゲームがまさかファミコンから出てくるとは誰も思ってなかったですよね。ぼくもガリガリと「『信長の野望』サイコー!」とか言ってました。まだ『信長の野望・戦国群雄伝』発売前で、初めて大名以外の戦国武将を登場させたゲームでもあります。

映画のようなオープニングムービー

『不如帰』のオープニングムービーは非常に評価が高いです。

不如帰 ホトトギス不如帰 ホトトギス

そのセンスと演出は「まるで映画だ」と言われるほどでした。『不如帰』をプレイするなら、まずこれは必見です。

『不如帰』のココがすごい

①武将個々の能力によって兵の力が変わる

不如帰 ホトトギス

率いる武将の能力が優れていればいるほど兵も強くなります。強い武将と弱い武将の差は歴然であって、同数の兵力なら弱いほうは無双されます。うちの武将弱いなぁ、という状況では兵をいくら雇っても攻められたら終わりだったりします。

雇いまくってブクブク太れば勝ちの『信長の野望』とは大違いですネ。

②武将の能力はマスクされてる

不如帰 ホトトギス

なので、見れません。歴史好きなら名前だけみてある程度は予想できるでしょうけども、そうじゃなければチンプンカンプン。上司と部下として付き合ってみないとどうにもならない。リアルですけど、ゲームとしてはメンドくさいかも知れませんね。

③従属大名が存在する

不如帰 ホトトギス

『信長の野望』シリーズにはまだまだ登場しない従属大名が存在します。 彼らは盟主であるプレイヤーの合戦時に、応援として駆けつけてきます。 盟主vs盟主の合戦となると、それぞれに援軍が各地から馳せ参じてきてさながら関ヶ原の雰囲気です。

これはかなりイイです。

④官位が存在する

これも『信長の野望』に実装されるのはまだまだ先の話。位が高い大名がそれを利用して全国の大名を服従させれば天下統一となりました。

このころの『信長の野望』はもちろん全部の国を攻め取るしか天下を統べる方法はありませんでしたよね。

⑤陣形・士気による勝敗の行方がスリリング

相手の陣形を破って士気を下げることで状況の逆転が可能ということです。つまり、頭を使って戦わなければならない、ということで、それによっては劣勢も跳ね返せたりするんです。

とにかくスゴイ

上記のように、武将の登場、官位の存在、陣形の採用など、当時の戦国シミュレーションにはまだ存在しなかった要素を取り入れ、全く新しい戦国シミュレーションとして生まれた『不如帰』、シンプルながら奥が深いゲームです。

『不如帰』とぼく

当時ぼくはパソコンで『信長の野望・全国版』をサルのようにプレイしていて「この世にこんなに面白いゲームがあるのかーッ!何?ファミコンで戦国シミュレーション?どうせ大したことないんだろ?パソコンにかなうわけないやろーッ!」と、余り気に留めていませんでした。

しかし、クラスにポツラポツラと『不如帰』をプレイする者が現れます。

「なに?武将?官位?ナニソレ?」と思いつつ、あるとき、友人が何日か貸してくれるというので早速借りて遊んでみました。

こここ、これは面白い。ていうか面白い。

思い切ったところをバッサリ切り、それでいて細かいところはしっかり作り込んでいる『不如帰』にぼくは脱帽でした。

「これはもしかしたら、ダイナミックで繊細で、作り込んである楽しい大傑作の戦国シミュレーションゲームなのではないか!」そう思ったぼくは、そういうゲームが何でパソコンで出ないかな、とひとり憤っていたわけです。

『不如帰』の続編

実はこの『不如帰』には続編があります。知ってました?

それが『戦国Spirits』です。

監修を岡本吉起さん、ゲームデザインを岡野修身さんによる完全新作の戦国シミュレーションゲーム。シナリオやシステムの一部が異なる「主君伝」、「軍師伝」、「猛将伝」の3本が同時発売されました

「主君伝」の主人公が 武田信玄、織田信長、上杉謙信、「軍師伝」 は直江兼続、山本勘助、石田三成、、「猛将伝」は前田利家、本多忠勝、島津義弘となっています。

もしかして日本一!?

これ書いていると、『不如帰』思い出とともに引っ張り出してきて遊びたいくらいですね。

また、今では更新が滞っておりますが、濃いファンサイトもありますのでチェックしてみてください。

 

幻の不如帰 川中島の合戦・桶狭間の戦い・乱世エンディングを求めて

 

『信長の野望』よりも先に進んでいた『不如帰』、是非一度遊んでみてください。