カミさんの実家に来ています。娘だけ車に乗っけて昨日着きました。ぼくだけ今日帰って29日に残りの人たちを乗っけてまた来ます。
子供が大きくなってそれぞれの予定ができるようになるとメンドくさくてしんどいわ。
それはさておき。
カミさんの実家では犬を飼ってます。散歩には近所にある公園になってる小さな山に登ります。なので、帰省時には冬はクソ寒いのにぼくも一緒に行ったりします。
あ、クソ寒いのは福島ですから。東北ですから。
原発事故
福島ということで、あの震災、原発事故を思い起こす人も多数いらっしゃるでしょう。カミさんの実家のほうも隣町までは避難区域になったりして、なんか逆にイヤなんですけど。すぐそこまでは避難しろって言われてコッチは大丈夫って言われても。
ちなみに原発から大体70kmくらい離れてます。
あの事故のあとは、その散歩する公園も放射性物質のチェックのために立ち入り禁止になってたみたいですけど、まあ今は入れるわけです。
なのでそれまで通りに散歩してるわけですけど。
放射線量測定器
で、その公園には(というか、町のアチコチには)こんなものがある。
放射線量の測定器です。
もう事故から6年になろうとしているし、いつのまにか随分薄汚れてさも前からここに居たような雰囲気を醸し出してるけど、こんなのよそモンです。
「はーい、ただいまの放射線量は1時間に0.176マイクロシーベルトでーす」ってやかましいわ。
こんなのをポンと置いて数値を出したところで、みんなよく分かってない。「いつもより多い」「昨日より少ない」とかそんなレベル。しかも最近はこれが“ある”ことが当たり前になりつつあります。
ちなみに、一般人が浴びる放射線量の限度は1年に1ミリシーベルトと法律で定められているそうです。ホンマか。
まぁ全然大丈夫ですよってことなんですけど、そんなのどうでもよくて、生活圏の中にこんな無粋なモノが立ってるのがムカつきます。
最後に
今回来たら相変わらず立ってたので、思わず書いてしまいました。
別に、原子力発電所の是非云々をここで書く気もないけど、ただそれが事故ったらこんなものがニョキニョキ町中に現れるってことは知っといてもいいのではないでしょうか。
あの震災、原発事故はもはや多くの人にとって我が事ではないでしょう。ぼくもそうですし。だからこういうのを見てハッとするのもいいと思うんです。
ではまた。