どうも!コバヤシです。
メジャー通算3000本安打まであとわずかのイチロー選手。先日、日米通算でピート・ローズの安打数を抜き去ったのは記憶に新しいですよね。
そんなイチロー選手がアメリカの野球殿堂に入るのかどうか、向こうのメディアではザワザワし出したみたいですよ。
今頃メディアが騒ぎ出したワケ
日本のファンからしたら、日本でもトップレベルの成績と記録と実績を上げてきたイチロー選手がアメリカでも同等もしくはそれ以上の成績を納めてきたわけですから、「え?当然入るんちゃうん?」と思っちゃいますよね。
しかし、今までアメリカでは必ずしもそうではありませんでした。
なんでかと考えてみると、これは日本の野球が格下に見られていることに起因しているでしょう。
このことに関しては、今回のピート・ローズとの兼ね合いを見ててもわかると思います。ローズは「日米通算というなら、俺もマイナーで打った500本も足してくれよ」と言ってましたけど、要するに日本の野球=マイナーという観念があるということでしょう。野茂投手やイチロー選手が新人王を獲れたのも同じ意識からです、きっと。
だから、もしイチロー選手が日米通算でピート・ローズの記録を抜いただけでは、もしかしたら殿堂入りは難しいかも知れません。
せまるメジャー通算3000本安打
しかし、上記しているように、イチロー選手はもうすぐメジャー通算で安打数が3000本に達します。もしこれが達成されれば、イチロー選手のアメリカ野球殿堂入りはほぼ確実になると思います。
3000本安打打っても殿堂入りしていない選手
メジャー通算3000本安打を達成して殿堂入りしていない選手は2人だけ。ひとりは永久追放処分を受けているピート・ローズ。
もうひとりはラファエル・パルメイロ。パルメイロは3000本安打&500本塁打という、史上4人しかいない記録を保持しているにもかかわらず選出に必要な支持が得られずに何回も落選し、2014年には得票数が足切り基準の5%に達しなかったため殿堂入りの投票対象から外れています。
なぜパルメイロがそんなことになっちゃったかと言うと、恐らくステロイド使用疑惑が晴れてないからでしょうね。カンセコが書いた暴露本『禁断の肉体改造』に名前が載っちゃってますから。
イチローは大丈夫?
上記を考えると、3000本安打打ったらイチロー選手殿堂入りはほぼ大丈夫でしょうね。
野球賭博をしているわけでもなく、ステロイドを使用しているわけでもない。
もし投票で落ちるようなことがあるとすれば、それは日本人に入らせたくない人の支持が得られなかった場合と、おそらく四球の少なさを指摘する人が今後増えてくると思われるのでその場合でしょうね。
アメリカの野球殿堂入りの条件
そもそものアメリカの野球殿堂入りの条件は、メジャーリーグで10年以上プレーした選手のうち、引退してから5年以上経った選手です。記録は目安程度で、何本打たないと対象外とか、そういうのはありません(日本もありません)。
条件を満たすと、適正委員会で殿堂入り候補者にするかどうかが決められ、候補者となれば投票で得票率75%以上獲得すれば殿堂入りとなります。
(参考:アメリカ野球殿堂 - Wikipedia)
最後に
さて、イチロー選手は殿堂入りできるでしょうか。日本人野手がアメリカの野球殿堂入りとか、素晴らしすぎますね。ただし、四球が少なくて出塁率が安打数の割には低いのはホントにネックになり得ますけど。
しかしまぁイチロー選手はまだバリバリの現役です。こういう話は引退してからのほうがいいですかね。
ではまた。