鷲宮神社に初詣に行ってきた
2023年1月1日、カミさんと2人で初詣に行きました。子どもらはもう勝手に自分の世界で過ごしててで家族でどうこうって年齢じゃないですからね。
行った先は埼玉県の鷲宮神社。源頼朝も武運長久を願った関東最古の大社です。
鷲宮神社、最近では『らきすた』の聖地としてもすっかり有名です。最近っつってももう何年になるのかってカンジですが。
由緒正しき神社であるゆえ、参拝客もいっぱい。午後2時という最も混むであろう時間に行っちゃったこともあって、参拝までは2時間並ぶとか言われて、寒空の下ずーっと並んでたわけです。しゃーないですね。
昔は初詣なんてそもそも行かなかったし、友人に無理矢理連れ出されても「神様に頼むことなど何もないわ!そもそも神の存在など。お前らだけで行ってこい」なんて言って参拝が終わるのを待ってたりしたんですが、ぼくも大人になったもんです。
で、実際には1時間半ほどで賽銭箱の前に着き、無事参拝を終わらせたんですが、問題はそこではなかったのです。
喫煙所のバケツ
長時間寒空の下で並んでたので、当然ながら途中で尿意が。喫煙者ゆえタバコも吸いたい。そこで、カミさんを残してトイレと喫煙所を探す旅に出ました。
トイレはすぐ見つかり、ありがたいことにそのトイレの出入口のところに喫煙所がありました。一石二鳥です。
ラッキーと思いジョンジョロリンとやったあと、さて一服キメますかと喫煙所でタバコを咥えたら、灰皿替わりのバケツに目がいきました。
そしたらこれだよ。
おい燃えるぞバカか。
ゴミ満載のバケツを見て考えた
ぼくはタバコに火をつけ、このバケツを眺めながら考えました。
「なんて日本らしい風景なんだろう」
おそらく、最初はバカな喫煙者が空になったタバコの箱かなんかを捨てたんだと思うんです。で、その箱を見た次のバカが空箱だかなんだかを捨てた。で、その次のバカがその次のバカがの結果がこれなんでしょう。
最初の勇気あるバカ以外は「みんながやってるなら俺もいいだろう」くらいしか考えてなかったはずです。最初のうちは何人かは「いや、ここに捨てたらあかん」と堪えたと思うんですけど、バカ喫煙者が押し寄せ押し寄せしているうちにこうなったんです。
「俺だけじゃない」「俺はあいつがやってるからやった」
いかにも、日本人っぽい。自分で決断はしないくせに後追いだと何も考えずに同じことができるんです。その同じことがいいことでも悪いことでも関係ない。なんていうのか、人が10人いたら1人が白くて1人が黒くて残りの8人は何も考えてなくて白にも黒にも転ぶ、みたいな。「赤信号みんなで渡れば怖くない」の精神。それで自分を含むみんなが車にはねられるなんてことは考えないのよ、グレーな8人は。
日本人って一事が万事こういう傾向があるので、黒いやつが国レベルで先頭切ったらすぐに集団で破滅の道を突き進むと思います。まるでレミングのごとく。
そういえば若いころ『レミングス』を遊びながら、プレイヤーが何もしなければ集団で落ちて死んでしまうレミングたちを指さして「これは日本人だ」なんて友人に言って煙たがられてたなぁ。
ダメだ、なんかウマく言えないのでここで終わりにしましょう。
最後に
ああ、最後にもうひとつだけ。
このバケツが例えば境内のど真ん中にあったら絶対こんなことにはならなかったと思いますよね、日本の場合。
そういうところも、しょうもない。いやはや。
ニッポンバンザイ!