高校受験生の次男が、いきなり言いました。
「ベースが欲しいなぁ。金貯めてベース買おう」
んんん?ベース?楽器の?
いや、別にいいけど、ベース?
ギターじゃないの?
確かに、どうも次男は音楽が好きらしい。それも流行りのやつじゃなくて、流行ってなくてもカッコイイやつを。
もうひとついうと、その嗜好はぼくに似ています。ぼくがミッシェル・ガン・エレファントを勧めたら貪るように聴いてましたし。
ぼくの好きなTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT10曲! - コバろぐ
そんな次男の希望を聞いたとき、普通に思いました。
「ギターじゃないの???」
これっくらいの年頃の男子が楽器を欲しがるときといったら、やっぱりそれはギターでしょう?思い返してみれば、ぼくも高校の入学祝にモーリスのフォークギターを買ってもらったし。
エレキギターでもフォークギターでもガットギターでもクラシックギターでも何でもいいんだけど、やっぱりギターな気がします。
なにゆえベース?
何でベース?
気になる気になる何でベース?なので本人に聞いてみました。
「何でギターじゃなくてベースなん?」
「だって何かカッコイイもん」
何かカッコイイ……。
そうか、何かカッコイイのか、それはいいな、その答えがカッコイイ。そうだな、これ以上の答えはないよな。
次男は、ベースをカッコイイと思っているんです。それ以上でも以下でもない。
思えば、ぼくも大学時代にバンドを組んだときにドラムをやったのは「ドラムってカッコイイ」と常々思っていたからですからね、いっしょですわ。
次男の好きなベーシスト
KenKenってだれ?
ぼくから次男に次の質問。
「ほー、いいな。誰か好きなベーシストっているの?」
「KenKen」
「け、けんけん?(けんけんって誰や?)」
「Youtubeにも動画あるよ」
早速見てみました聴いてみました。
ほわーすげえ!速い!指つりそう!
こんなスゴいベーシストを知らんなんて迂闊だったというか何というか。最近、見てないほうのアンテナの感度が低くてこれも歳なのかしら。
それはさておきKenKenについて置いておきます。
KenKen(ケンケン、本名:金子 賢輔(かねこ けんすけ)、1985年12月30日 - )は、日本のベーシスト。血液型はAB型。東京都世田谷区下北沢出身。
父はドラマーのジョニー吉長、母は歌手の金子マリ、兄はドラマーの金子ノブアキという音楽一家で育つ。小学生の頃から、ベースとドラム、ギターを始め、8歳の時に兄が貰ってきたレッド・ホット・チリ・ペッパーズのビデオでベースのフリーに影響を受けて、本格的にベースを練習。15歳の時に、下北沢のライブハウスを拠点にライブ活動を始める。
ハマ・オカモトは知ってる!
歳のせいでアンテナの感度が鈍ったぼくに、アンテナビンビンの次男がまたもや言いました。
「最近はハマ・オカモトも好き」
「ハマ・オカモト知ってる!ダウンタウンの浜ちゃんの息子やろ!……え?ベーシストなの?」
ハマ・オカモト(1991年3月12日 - )は、東京都生まれの男性ベーシスト、OKAMOTO'Sのメンバー。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。ダウンタウンの浜田雅功と、タレントの小川菜摘の長男。本名は、濵田郁未(はまだ いくみ)。
またもやアンテナの劣化を目の当たりにされました。つらい。
「ハマ・オカモトとKenKenの対談とセッションの動画もよく見るよ」
マジか!見たい聴きたい!
ほほー、ほほー、面白い面白い。2人ともタイプの違うベーシストですねぇ。
ていうか、KenKenというベーシストがいること、ハマ・オカモトはベーシストなことくらい知っとけよ!ってカンジですね。ていうか次男からぼくが知らないことを聞くなんて屈辱ですわ。
最後に
さて、こうなったらドラマーだったぼくとベーシストになる次男とで、リズム隊のみのセッションを是非したいですよね。とか思ったんですけども、歳とブランクのせいでぼくはもう思い通りに叩けないだろうなぁ。セッションは無理かなぁ。
ま、それはさておき、高校の入学祝にZO-3のベースでも買ってやろうかしら。まずはアンプとか揃える手間が省けるZO-3でいいと思うんだ。
そしたらぼくも弾かせてもらお。