「開封確認が送信者から要求されています。開封確認を送信しますか?」
今日も今日とてクソスパムフィッシング詐欺メールがわんさかやってきているわけですが、そのうちのひとつ、主流であるAmazonを騙ったやつの内容を確認しようとすると(多すぎて今まで来たやつかどうか見たかった)、「開封確認が送信者から要求されています。開封確認を送信しますか?」なんてダイアログがポップアップしてきました。
いやいや、送るわけないじゃない。
どうしたの?誰も引っかからないから焦ってるの?
開封確認を送るとどうなるのか
このダイアログの「はい」を選ぶとどうなるかというと、「ちゃんと開いてみましたよ」と送信者にメールが送られます。
このメールは自動生成されますが、どのユーザーがいつ送信されたメッセージをいつ開封したのかが記入されています。
ビジネスなどで自分が送った大事なメールを相手が読んでくれたかどうかがわかるので便利っちゃあ便利なんですが、じゃあいつまでも開封されなかったら結局電話すんのかいってカンジで意味あるの?って思っちゃうやつですよね。
メール送って開封確認ができなくて「あの、メールをこないだ送ったんですけど、読んでもらってよろしいですか?」なんて電話するなんてのは滑稽以外ナニモノでもありません。
じゃあ最初から電話しろよ。
でも、いつまでもメール読まないやつに限って「文書で残したいからメールで」なんて言うんだよな。
じゃあ読めよ。
まぁとにかく、LINEの既読と同様に無駄な機能です。
それはさておき。
詐欺メール業者が開封したかどうか確認したいということは
そして今回の場合、開封確認を取りたいのが詐欺メール業者です。彼らはなぜメールを受け取った相手がそれをちゃんと開いたかどうかを確認したいのでしょうか。
もしかしたら、さすがに警戒する人が増えてホイホイと引っかかる人が減ってきたのかもしれません。そして、もっと効率的にカモだけを相手にしたくなったのかも。
だって、見知らぬ相手の開封確認に応じるなんて、普通にネットリテラシーがある人はやりませんから。
このダイアログメッセージを見て「おやそうかいそうかい送りましょう」なんて思う人はもう確実にカモ。カモがネギしょってメールを送信、みたいな。そして以後は送ってきたやつを相手にドンドン詐欺を働けばいいということです。
おそろしいおそろしい。
最後に
つまり、詐欺メール業者がこんなクソみたいな手を使ってきているということはクソスパムフィッシング詐欺メールに引っかかる人が減ってきた証でしょう。
これはいいことです。
みなさんこれからも引き続きクソスパムフィッシング詐欺メールはフルシカトしましょう。
こんな稚拙な手でも「引っかかるかも」なんて思っちゃう人は、お時間があるときにこの記事でも読んでみてください。