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『鎌倉殿の13人』の予習(鎌倉時代成立期の復習)をして暗鬱たる思いをした

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2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、毎週楽しみにしています。三谷幸喜の脚本に唸らされ、今まで一番好きだった大河『太平記』、二番目に好きな『麒麟がくる』を凌ぐ勢いで面白いなぁと思っています。

鎌倉幕府成立期を、その史実とフィクションとをうまくミックスして本当に見事に描ききってるといっていいでしょう。

で、続きがあまりにも楽しみなので、ちょっとゴチャゴチャになっているそのころの歴史を復習しとこうと思って色々読み漁ってるんですが、「ああ、そうだった!」と思い出せば思い出すほどどんどん気分が暗くなっていっています。

まぁ、みなさんは復習や予習はしないほうがいいかもしれません。よって、特に知らない人はここから先は読まないほうがいいかもしれません。読んで欲しいけど。

北条義時が権力を握るまで

13人から抜け出した北条氏

以前書きましたが、『鎌倉殿の13人』の13人とはいわゆる鎌倉幕府成立期の“十三人の合議制”を形成した有力御家人13人のことです。

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しかし、彼らは「力を合わせて幕府を盛り立てようぜ!イエーイ!」とやってたわけではなくて、「誰か出し抜きはしないか」「俺より出世しようとしてるやつはいないか」「どうすれば自分だけ得ができるのか」「誰を蹴落とせばいいのか」なんてことを常に考え暗に権力闘争をやり続けていたわけです。

そして、北条氏がその争いでトップとなり、北条時政が初代執権、義時が二代目の執権となったわけです。義時にいたっては、そのために父である時政の追放もしています。

北条義時が権力を握るまで

今までの『鎌倉殿の13人』を見ていると、その権力闘争こそがこのドラマの肝となるでしょう。今までの出来事だってちゃんと鬱展開してくれていて、「これでこそこの時代!」ってカンジなので、これからもシッカリと書いてくれるでしょう。

闇落ちした北条時政・義時を。

北条氏をリードさせるため、時政・義時親子は同志だった他の御家人をサックリと排除していくわけですが、それが今までの描き方、坂東彌十郎さんと小栗旬さんの演じ方を見るに、楽しみでゾクゾクしてきますね。

まず、北条時政が比企能員を自宅に招いて殺害して源頼家の嫡男・一幡の屋敷に軍勢を向かわせて比企氏一族を滅亡させ、義時は落ち延びてきた一幡を捕らえて殺害する(比企能員の変)でしょ、次に時政が頼家を修善寺に追放したのち義時が自分の軍勢を送り込んで暗殺させるでしょ、牧の方の讒言を受けた時政が畠山重忠を討伐しようとするのに結局義時は賛同して畠山重忠を討つ(畠山重忠の乱)でしょ、その後義時は平賀朝雅を将軍にしようとする時政と牧の方を追放するでしょ、第2代執権となった義時は和田義盛を挑発して鎌倉を攻めさせ滅亡させる(和田合戦)でしょ、そしてラストは朝廷を相手に承久の乱を起こすでしょ…。

主要な御家人たちはバンバン誅し、身内も容赦なく追放し、自分の権力を確固たるものにした北条義時を、なんだかそのまんま描きそうな『鎌倉殿の13人』、やっぱりゾクゾクワクワクするけども、なんだが気が滅入る…。

最後に

というわけでこれからも見逃せませんな、『鎌倉殿の13人』。

あ、忘れてましたけど飄々と生き延びる三浦義村にも注目したいところです。