仕事の関係上、録画して火曜日に目覚めたら視聴しているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。今週も観ました!
そして、またしても「三谷幸喜めえぇぇ!」ってなってる。そして「善児がぁぁぁぁ!」って。
善児がぁぁぁぁ!
こっからネタバレ含むので見てない方は気を付けていただきたいんですけど、まぁ放送終了後にSNSで大層話題になっちゃってるので、まぁいいか。
(画像掲載元:https://news.mynavi.jp/photo/article/20220828-2437349/images/006l.jpg)
つまり、善児が亡くなった。
史実を照らし合わせれば、今回は源頼家が死ぬんだろうな、そして善児が手をくだすんだろうとは思ってましたが、え?返り討ち?
スーパーアサシン善児が不覚を取ってしまうわけですが、その理由がやっぱり一幡。前回は伏線だったんですか。そして最後は弟子のトウに「父の仇!」ととどめを刺されるわけです。
これで、当初予想していた「善児が義時を暗殺する」というラストは完全に無くなってしまいました。まぁ、前回でほぼ消えてましたが。
さて、義時が見つけた宗時の腰袋、あれは見つかってしまったのか、あるいは善児がわざと義時に見つかるようにしたのか…。
そして、今回のタイトル「修善寺」。
逃げて来たり幽閉されて来たりと、なにかと人がやってくる修善寺ですが、今回頼家が修善寺で死ぬので「修善寺」かとおもってたんですけどね。
善児までもが死んじゃったということで、これは「終・善児」ということだったのか…。この脚本があってからの「善児」という名前だったのか…。てなカンジで三谷脚本にまたもや戦慄している次第。
受け入れられた稀有な存在
いずれにしても、今回の善児というキャラクタは強烈なインパクトを残しましたよね。梶原善さんの代表作になったといっても過言ではないでしょう。実際、「代表作にしてくれ」と三谷さんが思ってたとか梶原さんに伝えてたとか、そんな話も聞きますが、とにかく視聴者の心に残るキャラクタとなりました。
しかし、これって、割と珍しいことなんですよね。
つまり、NHK大河ドラマにおける架空キャラって、あんまり視聴者に受け入れられることはなかったですから。
歴史が好きであればあるほど、ドラマとは分かっていても「こんなやついらんやろ」となりがちなんですよね。歴史の進行にかかわってくればくるほどその傾向はあると思います。ぼくも『麒麟がくる』の東庵先生とか「邪魔だなぁ」とか思いますもん。
ところが、善児に限っては、少なくともぼくが聞こえる範囲ではそんな声はありません。
毎回、オープニングで善児の名前を見つけると「ビビる」とか「不安になる」とかいう人が多かったですし、なんというかキャラが確立してそれを視聴者がそのまま受け入れているカンジはしますよね。
三谷さんの脚本、梶原さんの演技は、そんなアンチ意見をも押さえつける、というかそもそもそんな意見など出させない素晴らしいものだったということでしょう。
いや、スゴい。
最後に
とここまで書いてきて気づきました。
善児のスキルの継承者、トウが残っている…。
彼女がこれからどう物語とかかわってくるのか、楽しみです。
そして次は…。ちょっとフラグ立ってましたね…。重忠殿…?