ハワイのカメハメハ大王。みなさん名前くらいは知ってるでしょう。でも割と何をやった人かは知られてなかったりします。
ちなみにこんな人です。
(画像掲載元:カメハメハ1世 - Wikipedia)
あれっ?何かイメージと違う…。これは晩年の肖像画でしょうか。
だってイメージはこんなカンジじゃないですか。
(画像掲載元:Amazon|ハワイアン 雑貨 インテリア キャンバス パネル絵 (カメハメハ大王) ハワイ雑貨|アートフレーム・ポスター オンライン通販)
それはさておき。
カメハメハ大王って?
ハワイ統一
カメハメハ大王は正式にはカメハメハ1世といいます。大王ときて1世とかいうわけですから察しはつくと思いますが、史上初めてハワイ諸島を統一しハワイ王国を建国した人物です。ちなみに、それまではハワイ諸島は統一されたこともなく、他国との国際的政治的接触もなかったようです。
それまで誰も成し得なかった統一を成し遂げたからには、やはり政治的感覚、外交的感覚は優れていたようですね。
ハワイ独立のカリスマ
カメハメハ1世は身長が2mあったといい、体力に優れその身体を活かした武術にも優れていました。また、英語をすぐに習得するなど知にも優れていましたし、人心を掌握する術にも長けていました。
諸外国とも優れた外交感覚で友好関係を維持し、ハワイ統一のためにイギリスやアメリカの援助を受けその事業を展開していったのです。
まさに英雄、まさにカリスマです。
もし、カメハメハ1世がいなかったらハワイはすぐに西欧諸国の植民地になっていたでしょう。
西欧諸国からも一目置かれる
キャプテン・クックがハワイを発見して以降、西欧諸国が当時の当然の流れとしてハワイ諸島を植民地化しようとしていたのは間違いありません。しかし、カメハメハ1世がいるため遠慮しそれなりに敬意を払った対応をしていたようです。
「彼の政府は治安維持、官僚の教育、有益な技術の導入に非常に巧妙であり、彼のあとを継ぐのは容易ではないと思わざるを得ない」とハワイに来航したロシア海軍の船に搭乗していたドイツ人船医も書き留めています。
実際、カメハメハ1世の没後、ハワイは西欧諸国からさんざん干渉されていますが、生存中はそんなことはありませんでした。
(参考:大王カメハメハ | ハワイの神話と伝説)
ちなみに
ちなみに、『南の島のハメハメハ大王』っていう陽気な童謡あるじゃないですか。ぼくなんかはアレをずっと「カメハメハ」って覚えてて、カメハメハ大王のことだと思ってたんですけどみなさんどうですか。
『日本童謡事典』という本によると、ハメハメハ大王はカメハメハ大王の友達という設定らしいですよ。作詞の伊藤アキラさんが明言してます。
さらにちなみに、「カメハメハ」は「カ・メハメハ」と読み、ハワイ語で「孤独な人」「静かな人」っていう意味です。
最後に
いやー、すごいっすねカッコいいっすねカメハメハ大王。その名前の音と童謡『ハメハメハ大王』のおかげでただのグータラした陽気なオッサンだと思ってましたけど(笑)
規模は小さいですけどもハワイ統一を成し遂げた功績は、始皇帝やシーザーやナポレオンのそれにも匹敵すると思います。