フジテレビ系で木曜午後10時からやってるドラマ『刑事ゆがみ』ってみなさんご存知?
今、ぼくはこのドラマにハマってます。45年生きてきて、ハマったドラマは片手くらいしかないぼくがハマちゃってるんです。
つまり、面白い(ぼくにとって)。
『刑事ゆがみ』とは?
(画像:【公式】刑事ゆがみ (@keiji_yugami) | Twitterより)
『刑事ゆがみ』とは、浅野忠信さん演じる“犯罪者の心を読める天才偏屈刑事”の弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)と、神木隆之介さん演じる“正義感と上昇志向が強い腹黒刑事”の羽生虎夫(はにゅう・とらお)がバディを組んで事件を解決していくドラマです。
これがなんだか見応えバツグンなんです。羽生が弓神に“膝カックン”とかやられるし(笑)
ぼくが『刑事ゆがみ』を面白いと思うワケ
このドラマは、毎回毎回「意外だけどこの人が犯人だろうなとしか思えない人物」と「犯人じゃないけど犯人っぽい人物」が登場します。そして、羽生は犯人っぽい人物をすぐ犯人にしちゃうけど弓神は真犯人に気付いちゃうという流れ。その後、弓神はその真犯人を追うべく違法捜査をバンバンしちゃって羽生はそれに振り回されるというお約束、そして真犯人がなぜ犯罪を犯したのか、そのやむを得ない理由が語られお涙頂戴、というカンジでお話が終わります。
その犯人たちの、犯罪を犯した理由がどうにもやるせないところがいいんですよね。
彼らは自らの正義感や愛する人への情のゆえに犯罪を犯します。なぜなら、社会の正義である法や警察が必ずしも機能していないから。だから彼らはやむなく犯罪を犯すのですが、視聴者は犯人がボンヤリと分かりつつ、彼らが犯罪をしなさそうな善良な人物であるが故に、その犯罪を犯した理由が知りたくなります。それを、弓神刑事はいち早く気づいて独自捜査をしていくのです。なんだよ弓神刑事ぼくに教えてくれよ!手伝うからさ!とか思ってしまいます。
そして最後、その理由が明らかにされると本当にスッキリするのですが、ぼくはその見せ方にまんまと踊らされて「ああ面白かった」となるんです、きっと。
原作は漫画
ぼくがドラマを観なくなってきた理由のひとつが、漫画や小説などを原作としたやつばっかりだから。
少し原作厨の気があるぼくは、そのこと自体は否定しないけども、そういうのは原作に触れてからじゃないと見たくないのです。
なのにそれと知らずに観てしまった。『刑事ゆがみ』は漫画が原作らしいです。知らんかったです。あーあ。
描いているのは井浦秀夫さん。『弁護士のくず』でお馴染みですね。社会派の漫画を描く先生でしょうか。
いやホント、迂闊でした。もしこの漫画の存在を知っていたらきっとドラマは観なかったと思います。逆に、面白いドラマに出会えたから知らなかったほうがよかったとも言えますね。井浦先生には悪いですけど。
最後に
まだ観たことない人は、是非観てほしいなぁ。基本1話完結なので途中から観ても大丈夫ですから。そして弓神刑事の無茶苦茶な捜査やちゃらんぼらんな言動を目の当たりにしてほしい。それに振り回される羽生刑事も。
ドラマ『刑事ゆがみ』は毎週木曜日午後10時よりフジテレビ系にて放送しています。