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事前にルールを決めて決闘をした少年たちを褒めてあげたい

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東京の荒川河川敷で決闘をした16歳の少年2人が書類送検されたそうです。

決闘!まるで西部劇の世界です。

決闘

決闘罪という法律がある以上、彼らが罰せられるべき対象であるのは間違いないですが、ぼくはこの少年たちが愛おしく感じられるんですよね。

河川敷で決闘

この記事によると、彼らは少年の1人がもう1人の交際相手をバカにしたことでトラブルになって決闘に至ったそう。

彼らは「凶器を持っていないか持ち物検査をする」「ギブアップするまでやる」「ケガをしても被害届は出さない」と事前にルールを決めていました。

正に決闘です。

そして通りかかった通行人が通報して発覚したみたいですね。

決闘罪

決闘罪という、決闘をしたり決闘に関与することを禁じた法律がありますので、彼らがしたことは完全に法律違反です。正式には「決闘罪に関する件」というらしいですけど。

この法律では、決闘とは「2人以上の人物が事前に日時、条件、場所などを約束して戦うこと」だと定義されています。そして、挑む側と受ける側が双方戦うことに同意をしている場合にその戦いは決闘となるそうです。

メンチきっていきなり殴り合うのは喧嘩ですし、いきなり相手に知らせずに殴りかかったりするとそれは暴行で、決闘ではありません。

決闘をした少年たちを褒めてあげたい

というわけで、見事に決闘罪に抵触してしまった16歳の少年2人ですが、それはそれとして、ぼくはなんだか彼らを褒めてあげたいのです。ムカつくことされて、それにブチ切れることなく「決闘」という選択をしたことに対して。

だって、今は「なんかムカつくな」とか言ってすぐに刃物で人を刺したりするやつがゴロゴロいる世の中ですよ。そんな中、しっかりルールを決めてそれに則ってやり合おうなんて、エライじゃないですか。

小さいときからオトナに「暴力は絶対ダメ」と言われて育って一度も喧嘩もしたことないやつが、人を殴り殴られる痛みを知らないまんま大きくなったやつがサックリ人を刺すんです。このごろ日本社会が量産するそんなやつらと比べたら彼らは全然マシだし、マトモです。

確かに、暴力はいけません。それは間違いなく真理です。しかし、それがすべて間違ってるとは思わないんですよね。特に健全な男子にとっては。

男ってのは、自分の善悪と優劣を賭けてバカな争いを本能的にやっちゃうもんです。バカだから。でも、そこにちゃんとルールを持ってきたとか聞くと、何だか嬉しくなっちゃったりします。

最後に

まぁ、彼らが普段から人に迷惑かけまくってるクソガキで「送検されてザマミロ」と言われるような人間である可能性は否定できませんけどね。むしろ、そうである可能性のほうが高いんでしょうけど。

それでも。