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「バンクシー作品らしきネズミの絵」への案内を見てきた(ネズミは見てない)

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前に書いたとおり、本日は家族で新宿に出かけました。

ルミネtheよしもとでお笑いのライブを観てきたわけですけど、そのあと、昼メシを食べて都庁まで足を運びました。

アレを見るために。どうしても見たいと思ったので。

あ、見たいのは例のバンクシーの絵じゃないですよ。その絵に関するモノですけど。

「バンクシー作品らしきネズミの絵」が展示されている

バンクシーというストリートアスリートの手によるものっぽいネズミの絵が都庁で見つかって小池百合子都知事がはしゃいでたのは記憶に新しいですが、なぜか都庁はその絵に額縁を与え、展示しているらしいんです。

このページによると、2019年4月25日~5月8日まで都庁の第一本庁舎2階で展示をするらしい。なんだそれ。

そして、なぜかこの連休中に人が押し寄せてきてるらしい。なんだそれ。

バンクシーの絵は、風刺性が高く政治的で社会的批評性があるということで評価されてるんですけど、それに公権力が額縁を与えて展示した時点でバンクシーのアートとしての価値はどうなるのかってことは完全に考えてないところがすごい。さすが。

そして、そんなことすらまったく考えないで「うわぁ見たい」「うわぁ」「うわぁ」と群がる人たち。

一歩引いてみたら、滑稽以外のナニモノでもない。ネズミがバンクシー作品でないとしてもそれは変わらない。むしろ滑稽さが増します。

どっちにしろバンクシーは嗤っているんじゃないでしょうか。

「バンクシー作品らしきネズミの絵」への案内

で、もっと滑稽なのは、このネズミの絵の展示場所への案内サインが都庁のいたるところに設置してあるらしいんです。

すげぇ!と思いました。

徹底してやることで爆笑できるくらいの滑稽さに!その案内サインは絶対に見ておきたい、と思いましたね。滑稽な風景の証に。

というわけで見てきたんですよ。普通に「バンクシー作品らしきネズミの絵はこちら」みたいのもあるんですけど、もっと複雑になってるのがあったので、そっちを写真に納めてきました。

バンクシー作品らしきネズミの絵

「こちらはバンクシーらしき展示の列ではございません」って、最初はどういうことかわかりませんでした。「バンクシーらしき」の次に「ネズミの絵」くらいは入れといていただきたい。なんか急ぎで書いたんでしょうか。手書きだし。汚いし。

バンクシー作品らしきネズミの絵

新宿駅からまっすぐ都庁に歩いてくるとこの南展望室への入り口のところに出るので、間違えてそのまま並んじゃう人が続出したんだろうなぁ。そして、その風景を思い浮かべたらまたまた噴き出してしまいます。

これらを見つけて読んだときはホントに声を出して笑っちゃいましたね。ステキですニッポン!

こんなに強力なモノ見せられたら、もうネズミの絵はどうでもいいと思ったので見てません。本物ならその価値は無くなったし偽物なら元々価値無いし。

最後に

しかし、こういう風に人を集めることができる小池都知事の能力は侮りがたい。そして、その手に触れるものをチープにする能力も。

それはさておき、「バンクシー作品らしきネズミの絵」の展示は5月8日までです。見たい人は見に行きましょう。別にシニカルに構える必要もないのだし。ヘヘッ。