今年も『M-1グランプリ』が厳かに執り行われ、ウエストランドがチャンピオンになり幕を閉じました。
ウエストランドは2年振り2度目のチャンピオンということになりますね。
ぼくの中で。
紛らわしい記事タイトルでごめんなさいね、わざとです。
今回もまた録画をして何度も見てますけども、2020年同様、何度観てもウエストランドの優勝ですね。前回の記事では「どうしてもウエストランドになっちゃう。助けて」なんてまるでウエストランドがチャンピオンだとマズいような書き方をしましたが、今回はもう文句なしのチャンピオンでしょう。
今回のぼくのチャンピオンもウエストランド
マイク1本で勝負するコンビが好き
さて、ぼくの中でウエストランドがトップになるにいたった経緯なんですが、前回の記事でも書いたとおり、ぼくはしゃべるだけの漫才が好きであり、漫才コントなどはあんまりなのです。嫌いではないのですが、M-1のMは漫才のMであって欲しいとの願いもあり、まずはマイク1本で勝負するコンビに軍配を上げてしまいます。
そんなわけで、ロングコートダディ、男性ブランコ、ヨネダ2000、うーん真空ジェシカもこっちよりか、というわけで4組がまず消えていきます。この4組はぼくも大好きなコンビであり、ネタも面白いのは重々承知しています。しかし、マイク1本ではない。
男性ブランコは涙流して笑いましたが、あれ絶対コントでやったほうがいいと思います。そしてヨネダ2000に至っては予選3回戦のネタで「天才か」と衝撃を受け、今後5年以内にチャンピオンになると思ってますが、そうなったとしてもぼくの中ではチャンピオンになり得ません。
残りのしゃべくり組は如何に
残るはウエストランド、さや香、カベポスター、キュウ、ダイヤモンド、そして敗者復活のオズワルドですね。ちなみに、すべて大好きなコンビです。特にさや香とカベポスターは去年の夏に大阪に帰省したときにたまたまなんかの賞レースの予選をテレビでやってて出場してて「こいつら成長したなぁ」と思ってたので、特に初決勝のカベポスターは「お前らよくここまで来た!」と思ってました。
すべてぼくが大好きなコンビなだけあって、次のぼくの面白い基準である「ボケとツッコミの掛け合い」も全部クリアかな…としてもいいんですけど、ここでダイヤモンドだけは退場してもらいましょう。申し訳ない。
野澤輸出さんのボケがちょっと強いかな…というかツッコミが目立たなすぎかな。もうボケとツッコミのバランスだけの問題ですけどね。あと、あの野澤さんのシマシマのスーツと髪の毛はそのままにしておいて欲しかった。ちょっと置きにいったんじゃあなあい?と思っちゃったので。
毒の多さはどうだ
いやでもしかし、まだ残り5組です。まぁでも、もうあとはネタの好みでしょう。
つまり、ぼくの好みの「毒があるかどうか」ですが、これもどの組もあるんですよ、ちゃんと。
どうしましょう。あとは毒の強さですね。
ぼくは毒が強ければ強いほど笑ってしまうという極悪人なんですが、残ったコンビの中で一番毒があったのはどのコンビか。もうお分かりですね。
ウエストランドです。
おめでとうウエストランド!君たちは真のチャンピオンだ!
成長したよねウエストランド
それにしても、ですよ。
レッドカーペットに出演していたころからウエストランドは注目してたんですけども、まさかM-1チャンピオンになる日がくるとはねぇ。
まっちゃんも言ってましたが、今回のウエストランド優勝は非常に価値があるものだと思います。毒の吐き方とキャラクタで毒がどれだけ猛毒でも笑ってもらえると証明できたのは本当に素晴らしい。
これで勘違いして元々の毒を吐き炎上する芸人が出てきそうな気がしますが、そういった芸人が日和って毒牙を隠してきた中、ウエストランド井口はずっと猛毒を吐き続けてきたんですからね。迫力が違うんですよ、迫力が。
しかも今回は、「あるなしクイズ」というパッケージにネタを落とし込み、そのパッケージの影に隠して猛毒を吐いて相手を殺すみたいな、まるで仕事人のようなテクニックも披露してくれました。
そう考えると、ウエストランドは漫才がめっちゃくちゃうまくなってましたわ。
うん、やっぱり今回は間違いなく文句なしでウエストランドがチャンピオンです。
最後に
これからウエストランドはテレビに引っ張りだこになるでしょうけども、今までのとおり井口が他の番組でも毒吐きを続けられるかどうか、ちょっと心配です。
チャンピオンの地位を意識しだしたら終わりですよウエストランドの場合は。毒抜いたら平々凡々な漫才なんだから彼らの場合。
本当の勝負はこれからだ。負けるなウエストランド!