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ウエストランドが今年の『M-1グランプリ』のぼくのチャンピオンになってしまう

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今年の『M-1グランプリ』は、マヂカルラブリーの優勝で幕を閉じ、「漫才に定義などない」、「M-1はM-1であり、漫才とか関係なく笑えればオッケー」ということをまざまざと見せつけられた気がします。

面白すぎた2019年には引けを取るかもしれないけれど、今年も十分笑わせていただきました。

ちなみにマヂラブの優勝はとあるところで予想してたんだよねー。さすがぼく。

M-1グランプリ

「M-1の流れと独特の何やかや」というのはアレです、上沼恵美子の件、キレイにドラマになってたでしょ。3年前がフリになって。まぁ、そうやってドラマを生み出す意図が入る余地があるのかどうかは知りませんが。ネタ見て笑えればいいんじゃないですか。

それはさておき。

放送後もう1回10組すべてのネタを見て考えたんですが、ぼくの中のチャンピオンがどうしてもウエストランドになってしまうのです。助けて。

私的M-1チャンピオンがウエストランドになってしまう

何故ぼくのM-1チャンピオンがウエストランドになってしまうのか、ここで整理していきたいと思います。なんせ、一番笑ったわけではないので(失礼)。

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(画像掲載元:Amazon | 漫才商店街 [DVD] | お笑い・バラエティ

しゃべくり漫才が好き

まず、ぼくはいわゆる“しゃべくり漫才”が好きだということでふるいにかけられるコンビが出てきてしまいます。

コント漫才だったり、動きがやたらと大きい。ここでいう動きとは、大げさにボケたりツッコんだりの動きではなく、本人以外の別のものになったり、“設定”があったりした場合の動きのことです。

となると、チャンピオンのマヂカルラブリーが早々にここで消えてしまいます。そして、ぼくが今回一番期待して推していた錦鯉も。

www.cobalog.com

錦鯉はボケの長谷川が“しゃべくり漫才”なんて出来ないので(笑)あれでいいんですけどね。

あと、完全にコントをしていたアキナもここでぼくの審査からは対象外になってしまいます。やっぱ彼らはコント師ですね。

ボケとツッコミのかけ合いで生まれる笑いが好き

“しゃべくり漫才”が好きなぼくですが、保守的なのか何なのか、クラシカルなかけ合いが好きなんですよねぇ。ボケとツッコミの「会話」から笑いが生まれるような。

だから、ボケ単体、最近多いツッコミ単体で笑わせるタイプはどうもシックリこない。

インディアンスなんかは典型的なボケで押し通すタイプの漫才ですよね。ご退場ください。

あと、本当に最近多いなぁ主流になってきたなぁと思うのが、ツッコミ単体で笑いを取りに行くネタ。

去年のミルクボーイもそうですが、見取り図と東京ホテイソンが代表的なこのタイプ。さらに今年だとおいでやすこがもこれでしょう。彼らはいきなりR-1に出られなくなったピン芸人が組んだ即席コンビですが、最近のM-1をよく研究してネタを作ったんだろうなぁと思います。

残念なのが、オズワルドがこのツッコミで笑わせるタイプに少しシフトしていたんです。静かにセンスあるワードでツッコんで笑いをとる伊藤の強いツッコミは、去年のように後半に1発2発出てくるだけだから価値があるのに、今年はこの回数を増やしました。本気でM-1を獲りにきた結果でしょうけども、ぼくの好みからはちょっとずれてしまいました。残念。

ニューヨークvsウエストランド

残ったのはニューヨークとウエストランド。

この2組はコント設定や動きに頼ることもなく、ボケ倒したりツッコミを強くしたりすることもなく、しっかりと“しゃべくり”をやってたと思うんですよ。

M-1はもはや漫才の大会ではなく、『M-1グランプリ』という名前の笑わせたもん勝ち大会になっていますが、もしM-1のMがまだ漫才のMとするならば、優勝はこの2組のどちらかにあげたい。

あとはもうネタの好み。いきなりバリバリの主観をぶつけますが。

両方ともネタに毒がありかなりぼく好みなんですが、ぼくはウエストランドに軍配を上げます。

漫才が達者なのは間違いなくニューヨークのほうです。屋敷のツッコミ好きです。しかし、ウエストランド井口の毒には妬み嫉み僻みが混じっていてぼく好みなだけです。

あとは、“情”ですかね。ウエストランドってデビュー間もないころからレッドカーペットで見てて、ずっと「何だかポンコツだなぁ」と思ってきたのにずっと見てて、ここまで這い上がってきたから応援しちゃうとか、そんなカンジ。

そんなわけで、ここにきていきなりフワフワな理由ですが、ぼくの今年のM-1チャンピオンはウエストランドなのです!

ウエストランドになってしまうのです!おかしいな。

最後に

なんてことをつらつらと書いてきましたけども、ぼくは芸人でも評論家でもないですからね。お笑い好きのオッサンがただ主観バリバリで書いてるだけですってことと、あと「しゃべくり漫才以外認めねぇ!」って言ってるんじゃないってことは留意ください。

ていうか、やっぱり一番笑ったのは錦鯉だし、その次は見取り図とかだし、マヂカルラブリーがトップならばそれはそれでいいんです。ぼくがM-1を見る理由はただネタ見て笑いたいだけで、順位とか審査とかどうでもいいんです。

これは、「M-1が漫才の大会ならば」という仮定の話なんですから。ん?