大阪府大阪市天王寺区にある天王寺動物園で人気者と言えば、ニワトリの「まさひろ」くんです。
これがまさひろくん。
(画像掲載元:まさひろ (ニワトリ) - Wikipedia)
一見、何の変哲もないニワトリですが、これがホントに大人気なんです。一体なぜなんでしょうか?
超強運の持ち主
なんとこのマサヒロくん、超強運の持ち主なんです。
マサヒロくんの天王寺動物園に来てからの履歴を知るとみなさん絶対納得すると思います。
超強運その①マガモの先生
そもそもまさひろくんは、まだヒヨコだった2015年7月に天王寺動物園にやってきました。何のためかと言うと、アライグマなどの餌になるため。まさひろくんは元々すぐに死んでしまう予定だったんです。
しかしここで一つ目の強運が発動。
園内で人工ふ化でマガモが生まれたんですけど、エサを食べなかったんです。しかし、ヒヨコと一緒にすると真似して食べる。そこで飼育員さんは、エサ用のひなからヒヨコをピックアップしてマガモと一緒にエサを食べる先生役としました。それこそが、まさひろくんだったのです。
何という強運!いっしょに動物園に来た仲間たちは普通に食べられちゃったってのに!
超強運その②イタチの囮
そのあと、今度は天王寺動物園内の「鳥の楽園」にイタチが出没して鳥を襲うようになり、困った飼育員さんはワナをしかけてイタチを捕獲することにしました。
そのワナの中にいるオトリに選ばれたのが、まさひろくん。アライグマに食われるのは免れましたが、結局イタチに食われるんかい。
しかし、ここで二つ目の強運が発動するんです。
まさひろくんがワナのオトリになってる間(三日三晩らしい)、イタチはまったく来なかった。
何という強運!毎日イタチが来てたってのに!
超強運その③ライオンのエサにレベルアップ
運よくここまで来ましたが、その間にまさひろくんはヒヨコじゃなくて若鶏になっていました。こうなるとエサ用のニワトリは、ライオンとかトラが体調を崩したときにサッと締めてサッと与えるための“新鮮な鶏肉”役を命じられるそうです。そして、いつも大体体調を崩すやつは現れるそうです。
さあ、ここで三つ目の強運。
大型肉食獣、全然体調を崩さない。
こうしてまさひろくんは全てのミッションをこなすことなく、だからこそ生き延びました。
そして動物園の人気者に
こうなってくると動物園側も「もうわかった。コイツすごい。生かしとこう」となったようで、生かしておくことに決めました。
3つのピンチを乗り切ったまさひろくんは、「鳥の楽園」で悠々自適の生活をすることを許されました。そして、事態を知った人たちによる「会うと幸せになれる“奇跡のニワトリ”」とかいう口コミで一気にスターダムにのし上がりましたとさ。
ちなみに名前は飼育員さん2名の名前を合体させて付けたそうです。まさひろ。いい名前。
4度目のピンチ!
しかし、ここにきてまたまさひろくんにピンチが訪れています。鳥インフルエンザです。飼育員の方は述べています。
「もし近隣で鳥インフルエンザが出たらマサヒロは処分対象になるでしょう。園内で出たら即処分の可能性が高い」
引用元:天王寺動物園「奇跡のニワトリ」4度目の大ピンチ - ナニワのベテラン走る〜ミナミヘキタヘ〜 - 芸能コラム : 日刊スポーツ
ニワトリであるまさひろくんは、ニワトリであるがゆえに家畜への法律で対処することになりそうで、近所で鳥インフルエンザが発症しちゃったりしたら処分対象になると。
これは大ピンチです。
これまでの強運を活かし、まさひろくんは生き延びることができるんでしょうか。
最後に
フルコミの反響営業やってると、運というのは割と強く感じます。運が良いとポンポン買っちゃうお客さんが続いたり、運が悪いとヘンな反響ばっかり回ってきたりする。
ぼくもまさひろくんの強運にあやかりたいものです。
なので、まさひろくんが今回もピンチをかいくぐり生きながらえることをお祈りする所存でございます。