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警察官を「マッポ」と呼ぶのはなぜか

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ちょっと悪い野郎たちは、警察官のことを「マッポ」と多少の侮蔑を込めて「マッポ」と呼だりします。もっと大きい範囲で警察を呼ぶときは「サツ」ですけど、警察官ひとりとかは「マッポ」と言いますね。「おまわり」とか言ったりもしますが。

「マッポ」って何でしょう?なんで警察官のことを「マッポ」と呼ぶのでしょう。

「ポ」は「ポリス」?じゃあ「マッ」ってなんだ「マッ」って。

警察官を「マッポ」と呼ぶわけ

その語源を調べてみると、こんなん出ました。

マッポは「さつまっぽ(薩摩っぽ)」を略した言葉。

「さつまっぽ」は薩摩国(鹿児島県)の人をあざけっていう語で、「さつまっぽう」とも言った。

引用元:マッポ/まっぽ - 語源由来辞典

明治維新後の日本といえば長州と薩摩が権力の中心にいたわけですが、警察官は薩摩出身者が多かったそうです。まぁ、長州のやつらは全体的に激情型で警察官には向いてないですもんね。適材適所。大久保利通だって警察組織を手の内に置いておきたいと思ってたでしょうし、そんなこんなで「警察は薩摩」みたいな感じだったんじゃないでしょうか。初代警視総監も薩摩の川路利良ですし。「日本警察の父」と呼ばれる人です。

川路利良

この人は西南戦争の際にも自分の警察官としての立場を考え、西郷に付きたい気持ちを抑えて別働第三旅団を率いて抜刀隊を指揮し、西郷軍に大きなダメージを与えました。警察官にはそれくらいの覚悟と矜持が必要ですね。まさに警察官の鑑。「まっぽ」なんて蔑称で呼んじゃいけませんよ。

進駐軍のMP?

実は、警察官を「マッポ」と呼ぶ理由にはもうひとつ説があって、それが第二次大戦後のアメリカの進駐軍にまつわるもの。

進駐軍のヘルメットには「ミリタリーポリス」の頭文字「MP」と書いてあり、進駐軍を嫌う人たちがその「MP」を「マッポ」と呼んだというのです。その後、進駐軍が撤退したあとも進駐軍のようにえらそうな警察官に対して「マッポ」という言葉をそのまま使ったということらしい。

どうなんでしょう、なんか眉唾なカンジがしますけど。

最後に

明治の史料とかに「マッポ」という表記があれば進駐軍説はなくなるんですけど、公式の書類で「マッポ」なんて言葉が出てくるわけもないし、公式じゃなくても日記を書くような人が「マッポ」なんて言葉を使うわけがないので、立証は難しいかもしれませんね。

そういえば、ネズミの警察官が主人公のナムコの『マッピー』の語源って、やっぱ「マッポ」なんでしょうか。口悪いな、ナムコ。

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