レトロゲーム配信サイト『プロジェクトEGG』にて、2020年8月25日より『マスター・オブ・モンスターズfinal』が登場しました。
マスター・オブ・モンスターズfinal | プロジェクトEGG | レトロゲーム配信サイト
これはぼくがかつて非常にハマって楽しんだゲームで、未だに「一番面白いシミュレーションRPGだ!」と思っているほどのシロモノなので、このゲームについて書いていこうと思います。
『マスター・オブ・モンスターズfinal』とは
(画像掲載元:マスター・オブ・モンスターズfinal | プロジェクトEGG | レトロゲーム配信サイト)
『マスター・オブ・モンスターズ・ファイナル』はシステムソフトが1992年にリリースしたPC-9801向けのウォー・シミュレーションゲームで、『マスター・オブ・モンスターズ』、『マスター・オブ・モンスターズ2』に続くシリーズとなります。
前作まではマップを選び、マスターを選んで戦うシングルゲームが主でしたが、この『final』ではマップを順番に攻略していくキャンペーンゲームを採用しており、その分ストーリーは非常に重厚でマルチエンディングが採用されています。マップ上で仲間が増えたり、意外なイベントが多いのも魅力。配下モンスターを継続利用することから、シミュレーションRPGといっても差し支えないと思います。
(画像掲載元:マスター・オブ・モンスターズfinal | プロジェクトEGG | レトロゲーム配信サイト)
従来のようにゲーム中にモンスターをドンドン召還するというシステムではなく、戦う前の編成画面で部隊編成を行い連れていくモンスターを決めるので、限られた戦力でいかに戦うかが重要になり、編成も戦闘も常に頭をフル回転させていくことになります。だから、これを遊ぶと非常に疲れます、マジで。
モンスターはバトルに勝つと経験値を得てレベルアップし、一定のレベルに達すると進化もします。進化したモンスターは攻撃方法や移動方法が変わったりするものもあり、その変化を見るのもこのゲームの楽しみです。
とか書かれてもイマイチよくわからないと思いますので、プロジェクトEGGが公開している紹介動画を貼っておくので興味があれば見てみてください。
うーん、懐かしい。
ちなみに、1999年に『真・マスターオブモンスターズFinal』としてリメイクされています。これはPSPでもリリースされたような?
『マスター・オブ・モンスターズfinal』は元祖シミュレーションRPG?
そんな『マスター・オブ・モンスターズfinal』に対して、昔ぼくは盛大な勘違いをしていたことをここに白状したい。
それは、『マスター・オブ・モンスターズfinal』は「シミュレーションRPGの元祖だ」というもの。
なので、ファミコンで『ファイアーエムブレム』を遊んでいた友人に「そんなファミコンのなんちゃってシミュレーションRPGなんか遊んじゃって。こんなの『マスター・オブ・モンスターズfinal』があってこそやで」とか言ってたんですよね。これはまぁ当時のパソコンゲーマーが思っていた「ファミコンは子供用。シブいゲームはパソコンだ」とか言う思い上がりが原因になっていたことは否めない。
ところが、『ファイアーエムブレム』の発売は1990年。『マスター・オブ・モンスターズfinal』は1992年。『ファイアーエムブレム』の方が先やんけ!
さらに考えてみると、『マスター・オブ・モンスターズ2』の時点で重厚なキャンペーンシナリオもあったのでそっちが先だし、ファミコンで1988年に登場した『半熟英雄』だって十分にシミュレーションRPGだし。むしろそれらのゲームの粋を集めて作られたのが『マスター・オブ・モンスターズfinal』だと言ってもいいかもしれません。
いずれにせよ、恥ずかしい話です。
最後に
そんな『マスター・オブ・モンスターズfinal』が、プロジェクトEGGのおかげで今の環境で遊べるようになってるわけですから、興味が湧いた方は是非遊んでみてください。最初は頑張ってトロルを育てるといいですよ。しんどいけど。