EGGコンソールに『夢幻の心臓Ⅱ』登場!
2025年11月6日、ニンテンドースイッチの『EGGコンソール』にて、『夢幻の心臓Ⅱ』がリリースされます。

(画像引用元:EGGコンソール 夢幻の心臓II PC-8801 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア))
昔っからパソコンでRPGを嗜んでいた人からすると、大げさでなく「ついに!真打ち登場!」くらいの思いでしょう。
ぼくもそうです。
それほど、ぼくらはこのゲームにハマって遊んでいた。学校行く前にスペースキーの上に重りを乗せておいてレベルアップさせていたのはぼくだけじゃないはず。『ドラゴンクエスト』以前の話です。
で、ぼくなんかはあのころの名作を懐かしく遊べるのはありがたいなぁと思いつつ、今の若い人にも是非遊んでもらいたいと思っちゃってます。そして、『ドラゴンクエスト』と比べてほしいなぁ、とも。
それはなぜかと申しますと…。
『夢幻の心臓Ⅱ』とは
まずは『夢幻の心臓Ⅱ』についてですが、これは1985年にクリスタルソフトより発売されたRPGです。RPG界の雄クリスタルソフトが作った秀作『夢幻の心臓』の続編だというので大いに期待され、そしてその期待に応えた傑作です。
トップビューのフィールド、ランダムエンカウントでコマンド選択方式のバトル、プレイヤーはそんな世界で探索を進めていきます。パーティは5人制で、仲間となる人物が世界にちらばっており、プレイヤーは彼らをお金を支払って雇います。
クリスタルソフトの情熱と技術を詰め込んだまさに国産RPGの傑作、その雰囲気は、雰囲気は…、ちょうどEGGコンソールの動画があったので貼っておきましょう。見てもらったほうが早いw
懐かしいなぁこのタイトル画面…。
まぁとにかく、『夢幻の心臓Ⅱ』は国産王道RPGが好きなら一度は手に触れてほしい作品となっております。
『夢幻の心臓Ⅱ』と『ドラゴンクエスト』
で、です。
冒頭で『夢幻の心臓Ⅱ』を遊んで『ドラゴンクエスト』と比べてほしいなんて書いていたわけですが、なぜかというと『ドラゴンクエスト』はおそらく『夢幻の心臓Ⅱ』の影響を受けているからです。
当時両方遊んだ人はわかると思いますが、ゲーム内の謎やら仕掛けやら、似ている部分が多々あるんですね。
『夢幻の心臓Ⅱ』発売の翌年に『ドラゴンクエスト』が発売されていますが、開発中に同様のコンセプトの評価が高いRPGを開発陣が遊ぶというのは想像されることですし、いろいろ参考にするところはあるに違いありません。
それで当時、一部のパソコンゲーマーは「ドラクエは夢幻Ⅱのパクリだ!」とか騒いだりしたのです。ぼくもそうです。当時パソコンでゲームしてた少年青年は、みんながファミコンでアクションゲームをしてるのを「ふふっお子様だな」と言いながら横でRPGをしてる俺、って優越感に浸ってた部分ありますから。以前書きましたけど。
まぁ、その辺詳しく考察された面白いページがあるので紹介しておきましょう。
ここでは、「夢幻の心臓II」と「ドラゴンクエスト」に共通するシナリオや演出をいくつかピックアップして、「夢幻の心臓II」の要素が「ドラゴンクエスト」ではどう違っているのかをまとめてみました。
と書いてあるとおり、めちゃくちゃ詳しく説明してくれています。すげぇ。ホントはこのサイトに書いてあることを書きたかったんですけど、こんなに素晴らしいデキには絶対にできないので諦めました、ぼくは。
最後に
まぁ、この二作品をプレイして時系列にそって「へぇ~ここがああで、あれがこうで」って感じてほしいってだけです。
ともすれば最近、「ドラクエ以前のRPGはしょうもない」とか、ひどいのになると「日本のRPGはドラクエから始まった!」なんて文言を見たりしますから。
それが、レトロパソコンゲーマーでありRPGを愛する者にとっては悲しいのですよ。
『ウィザードリィ』、『ウルティマ』というコンピュータRPGの祖があり(これは便宜上、それ以前からコンピュータRPGはあった)、それをこねくり回して和洋折衷で落とし込んだ『夢幻の心臓Ⅱ』があり、そこから完全に“日本の”RPGとして生まれたのが『ドラゴンクエスト』という流れは間違いないと思います。
『夢幻の心臓Ⅱ』とは、そう言い切って間違いないほど、日本のRPGの歴史にとっては重要なタイトルです。
とにかく、ドラクエのリメイクも発売されたことですし、ホントに両方遊んでみて~ってカンジです。
